言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

娘の退院

娘が入院して、手術して、退院した。扁桃腺とアデノイドの摘出を行った。手術の後に若い先生がお団子のような扁桃腺2つと、小さなアデノイドの破片(これはきれいに切り取れないらしい)を見せてくれた。

双子の扁桃腺は最初からかなり大きくて、その結果いびきをしたり無呼吸になったり、すぐに中耳炎になったりしていた。近所の耳鼻科では、手術をすれば良くなるかも知れないが、大きくなれば自然と治る事もあるので様子を見ましょうという事になっていた。僕も子供なのでそんな物なのかなと思っていたが、妻は手術に積極的だった。

そんな時、たまたま会社の同僚が子供のアデノイド手術をした時に参考にした本を教えてくれた。

『鼻のせいかもしれません: 親子で読む鼻と発育の意外な関係』

これを読むと、手術でめちゃくちゃスッキリすると書いてあるでは無いか。残りの人生を我慢して過ごすより、手術で治るなら今やっちゃった方が良いかなという気分になって、特に検査の結果が悪かった次女の手術をする事にした。コロナの影響もあるのか検査から手術まで一年くらいかかった。

入院から退院までの過程は可哀想としか言いようが無い。。。

入院前までは「お泊りだ」とワクワクしていたのだが、夜はお母さんと分かれるという事がよく分かっていなかったのか毎晩毎晩泣きどおしだったらしい。コロナ対策として一日三時間しか面会出来ないというのもキツかった。僕は手術当日しか会えなかったのだが、とにかく帰りたい帰りたいと泣いて訴えていた。

手術の前後に熱が上がって心配したが、幸いにも術後は良好で一日早めに五泊で退院出来たが、帰宅した娘はとてもげっそりしていた。喉が痛むのか「ウー」としか言わないし、よだれを拭くためにずっとタオルをくわえているしまるで禰豆子ちゃんのようだ。

特に匂いに敏感になったらしく、サバを焼くと嫌がるしヴェポラップをつけた人のそばに寄れない。まだしばらくは柔らかい物しか食べられない。声は三度くらい高くなったようだ。深夜には寝ながら思い出すのか突然泣き叫ぶなど、退院後の生活は大変だ。

という事で平穏な毎日がやってくるのはまだ先の事になりそうだ。