言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

娘の退院その2

次女の喉の手術から20日ほど経った。診察によると、幸いにも傷口はきれいで回復は順調との事だ。隣で寝ていてもなんとなくいびきが減った気がする。姉妹で遊んでいる時はかなり大声を上げる事が出来るようになった。一方で手術によるダメージもそれなりに大きい。

一番目立つのが、つばを飲み込めなくなってしまった事だ。本人によるとつばが変な味なので飲み込めないのだと言う。常に口に溜めていて適当なタイミングで外に吐き出している。ということはつばが溜まっている間は口をつぐんでいて言葉を話せない。言いたい事があるときも「あー」とか「うー」しか言わないので何を行っているのか分からない。外出の時は首にタオルを巻き、吐く場所が無い時はタオルにつばを吐くようにしている。

また、引き続き匂いに敏感なので車に乗れないしリップも濡れない。ワセリンでさえ嫌がる。

痛みにも敏感になったようで、ちょっとした乾燥肌がお風呂で染みるらしくお風呂に入れない日があったり、一旦泣き出すと号泣になって手を付けられない。だっこをすると足をバタバタさせて逃れようとし、降ろそうとするとしがみついて離れないので、どうすれば良いのか分からない。

手術の傷自体は治ってきているはずなので、これらの問題は精神的な物なのだろうと思う。入院時の孤独と不安のダメージが癒えていないのだろう。多かれ少なかれ精神に一生消えない傷を付けてしまったのではないかと心配している。

実は妻とは、長女にも同じ手術をするかどうかで議論になっている。双子なので長女の扁桃腺も大きいのだが、体が大きめなので症状は少し軽い。扁桃腺やアデノイドの肥大は6歳がピークで、自然と治る可能性も十分にある。ただし、治るまでは中耳炎などにかかるリスクが大きい。私としては、次女が突然泣き出す姿を見てしまうと可哀想で手術なんてとんでもないと思ってしまうが、妻は手術で完治するなら済ませてしまいたいらしい。

最近の生活を記録する。

朝は 5:00 に起床する。顔も洗わずそのまま外に出て 11 キロ一時間ほど走る。最近買った AfterShokz という骨伝導ヘッドフォンを付けているのだが、これが滅茶苦茶快適だ。十年以上前からランニングの時にラジオを聞こうと試みて来たが、どのイヤホンもずり落ちて不快で長続きしなかった。AfterShokz は頬骨で聴くしくみなのでずり落ちる心配は全く無く、しかも外の音も良く聞こえるので安全だ。ランニングがとても楽しくなってしまった。いろんなポッドキャストを聴くが、特に Planet Money という番組が一番ためになる。

ランニングの距離はコロナで Work From Home が始まった頃は 4 キロだったが、慣れて段々伸びてきてついに 11 キロになってしまった。流石に一時間も走ってると健康に悪い気がするので、このへんで抑えようと思う。

家に帰ってシャワーを浴びると 6:30 頃になる。ミニミルをぐるぐる回して豆を挽き、モカエキスプレスという道具でエスプレッソを入れる。このアルミの小さいヤカンみたいな道具でコーヒーを入れると滅茶苦茶美味しい。会社にあるでかいエスプレッソマシンより美味しい。イタリア人の発明はすごい。

BIALETTI(ビアレッティ)直火式 モカエキスプレス 3カップ 1162

8:30 ごろまでにゴミを出してタイマーで洗っておいた洗濯物を干すと家族が起きてくるので、それまでの僅かな時間が自分のプライベートタイムだ。短すぎて大した事が出来ないのでもうちょっと早起きが必要だと思っている。朝ごはんを食べて妻が通勤ついでに子供を幼稚園に送ると 9:30 ごろになる。引っ越しして幼稚園が遠くなったので幼稚園は毎日遅刻する物と割り切っている。

一応 9:30 から 19:00 まで仕事タイムとしている。典型的な昼食は電子レンジで温めたご飯とキャベツとか大根とかハムを千切りにしたサラダ。あとふるさと納税で入手したサバ缶も結構好きだ。

妻と子供は 18:00 ごろ帰ってきてすマイルゼミという教材をやったり Amazon Primeポケモンのアニメを観る。スマイルゼミは字や足し算を教えてくれるはずなのだが、もっぱら落書きマシーンとして機能している。あと、大量にアマゾンの段ボールが転がっているので段ボールで家を作ったり自分で考えたポケモンの絵を描いたりしている。あまり色は塗らない。妻がボールペンと色鉛筆以外を禁止しているのでどうしても線画が中心になる。

夕食を食べて 20:30 頃までに子供を風呂に入れる。ズルズル遅くなる事もあるが、21:00 を超えると眠くなって風呂に入れなくなる可能性が高い。歯磨きをしてベッドに入るのが 21:30 ごろ。そこから絵本タイム。最近突然スラスラと本を読めるようになってしまい子供たちは各自読み始めるのだが、それだと何時までも寝ないので適当なタイミングで僕が絵本を読む。うまく行けば 22:00 までには眠りに就く。最近のお気に入りは『ファーブル先生の昆虫教室』ファーブル昆虫記を分かりやすいイラストでまとめたものだ。図書館で借りてあまりにも面白いので全巻買ってしまった。

ファーブル先生の昆虫教室

締め切り前などはそれから起きて深夜まで制作する事もあるが、最近は心が弱っているのでそのまま子供と寝てしまう。手術のあと次女はちょっとナーバスになってしまい夜中にお母さんがいないと泣き出すので、最近は妻が寝るタイミングでわざわざ次女を妻の部屋に運び妻と次女を一緒に寝かす。

という事で、コロナのお陰で子供と過ごしたり家事をする時間も長く健康的な生活を送っているのだが、もうちょっと作品制作や読書に時間を取りたいと思っている。