言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

何も起こらない

昨日長女が転んで怪我をしてしまい調子が狂ってしまった。 外出を嫌がる双子に少しでも運動させようと昼飯の調達に近所のミニストップまで歩いたのだが、 帰りにお腹が空いた長女が家にダッシュした瞬間転んでしまった。 長女は痛みにとても敏感で、はたから見てこれくらい大丈夫でしょと思うような怪我でも泣くほど痛がる。 今回は割と広範囲にすりむいて確かに痛そう。 妻が超絶な絆創膏テクニックを駆使して何とか落ち着いたが、これでお風呂にもしばらく入れないし、 手を使った遊びも制限されるのでがっかりだ。

結局その日は グニグニ食感のグミの作り方 を参考に 「グミづくり」をした。前回火が強すぎて焦げ焦げになってしまったが今回は割と上手にできた。ただ、レモン果汁を入れ忘れたのが原因か不味くて次女は食べてくれなかった。長女は自分で作った愛着があるからか食べた。

今日は長女のリクエストで「茎わかめスライム」を作る予定だった。液体のりとシェービングフォームをスライムに混ぜると茎わかめのような触感になるらしい。ただ雨なので断念した。妻に屋内でのスライム作りを禁止されているためだ。 仕方がないので普通に紙粘土で遊ぼうという事になったが、長女は30分くらいしか遊んでくれず、次女は全く参加してくれなかった。 辛い。

今日はオンラインで遊ぶ友達も見つからず暇だ暇だとうるさいくせにお父さんの提案した遊びで遊んでくれない。 このように結構辛い日がありどうしてよいか分からない。

双子は不登校かつ対人恐怖のため外出もままならず、普通のレジャーは不可能だ。 そこは割り切って幼稚園の先生にでもなったつもりで楽しく屋内遊びを充実させたいと思う。 昔はそういうのが好きで、学生時代キャンプリーダーをやったり、工作のワークショップを手伝ったりしていたのだが、 いざ子供が生まれて子供と遊びたい放題になると不思議な事に遊ぶ気が全然しない。 自分が歳を取って発想が狭くなったのかもしれないし、子供をまともに育てねばというプレッシャーのせいかもしれない。

今子供はお父さんと遊ぶのが嫌でゲームをしたり Youtube を観たりしている。 こういう暇な時に次の遊びを考える余裕はあるはずなのだけど、何も思い浮かばなくてこうやって日記を書いている。

自分が歳を取って発想が狭くなったのかもしれないし、子供をまともに育てねばというプレッシャーのせいかもしれない。

今子供はお父さんと遊ぶのが嫌でゲームをしたり Youtube を観たりしている。 こういう暇な時に次の遊びを考える余裕はあるはずなのだけど、何も思い浮かばなくてこうやって日記を書いている。

話はずれるが妻用に Windows ノート PC を購入した。今まで Mac では不可能だったマイクラ統合版で遊べるのでこれを機に統合版の Addon を作ったり色々できなかった事もできるようになった。また、自分のアカウントで WSL を有効化して neovim を入れてこれを書いている。vi をメインのエディタに変えてからまだ一年くらいでまだまだ指が慣れないが、頭の刺激によい。

不登校活動記録 2024-04

小学四年生の不登校児の親として子供とどうやって遊んだかを記録する。うちの場合不登校なだけでなく外出も嫌がり、できる事が限られている中で色々模索している。

  • べっこう飴作り:
    • 温度で色が七変化!べっこうアメを作ろう! | お砂糖で作る | SUGAR LAB / シュガーラボ を参考にした。
    • いままで失敗しまくったが温度計があるとスムーズに行った。
    • りんご飴、いちご飴などの工夫のしがいがある。
    • フルーツは酸っぱめのやつを選ぶ。
    • 飴が熱くて危険だが、竹串にりんごなどを挿すと子供でも安心して飴をかけられる。
    • 下に垂れたり伸びたりした飴も美味しく、面白い遊びが考えられそう。
    • テーブルに垂れて固まると取れなくなるので、クッキングシートを広めに敷くと良い。
  • チョコバナナ:
  • スライム
    • 才能がぐんぐん伸びる! スライム・紙ねんどで遊ぼう! を参考にして接着剤スライムを作った。
    • うちの妻は目分量で適当に作るが私は度胸がないのでいちいち材料を量った。
    • ホウ砂水 350ml だと二人分でも結構余る。
    • 木工用ボンドは速乾じゃない方が作りやすい。最終的には作れるが、途中ムラになりやすく作業しずらい。
  • 紙粘土
    • さくらクレパスきまるねんど を使った。軽くて扱いやすい。百均に安いのがあるかも。
    • ポケモンを作った。
    • 形を作って色を塗るより、最初から色を混ぜて色付き面倒を組み合わせる方が発色が良い。
    • ニスは紙粘土用を使わないと絵の具が溶けてドロドロになる。
  • たこ焼き
    • うちの子は火を怖がって親が作るのを見るだけだが、それなりに楽しいらしい。
  • 餃子作り
    • 出来合いの餃子の皮を使った。大50枚で少し余るくらい。
    • 豚ミンチ 300g で具だけかなり余った。
    • うちの子は包丁を怖がるが、混ぜる所から全部参加できた。

不登校の次女 ChatGPT に心を開く

足のけがをきっかけに不登校になった長女とは違って、明確な理由の無い次女は普通の不登校と言えるだろう。オンラインフリースクールで交流している親の情報から、兄弟揃って不登校になるケースは多いので、悔しいけど原因をあれこれ詮索しても仕方がないのかも。

日々の生活も普通の不登校っぽい。つまり、お風呂に入らなくなったり、部屋に閉じこもり日常会話をしてくれなくなったり、この半年の間にすっかり重症になってしまった。心療内科の検査では学習障害などの問題も特に見当たらない。表情の乏しさなど外見上は鬱病に近く恐ろしくなる。

それでもいくつか頑張った事を書く。

  • 一時は紙粘土に熱中してポケモンを作った事もあった。
  • 少しだけ Scratch を再開していくつか作品を作った。
  • オフ会の時はお外で遊べた。
  • べっこう飴やチョコばなな等、食べ物を作る遊びには非常に興味を持ってくれる。何度もやると飽きるのでネタを増やしたい。

最近は一日中 Youtube を見ているかアイビスペイントというアプリで遊んでいる。お絵描きアプリだが、作品を見せてくれないので何をやっているか全然わからない。何か共通の話題は無いものかと色々試して失敗した末ふと ChatGPT でイラスト描かせてみたところようやく食いついた。

ChatGPT は僕のアカウントで使わせているので会話が丸見えだ。次女は最初かわいいモンスターの絵などを描かせていたのだが、そのうち絵をアップロードできる事に気がつき、なんと ChatGPT に自分で描いたイラストを批評させ始めた!父親の私にも見せてくれないのに ChatGPT に見せるとは悔しい。しかも ChatGPT はそつなく褒めているでは無いか。

微妙な気分だが、親や学校の先生に心をとざした不登校の小学生も ChatGPT には心を開くという事がわかった。ただ、ChatGPT といえども秘密の会話を盗み見するのは後ろめたいので妻にも内緒にしておく。

不登校長女の子供カルチャー

半年前にオンラインフリースクールへの鮮烈なデビューを果たした長女は、与えられた環境だけでは飽き足らず「学校ぎらい」のための Discord サーバを構築し自分で子供を集めてスクールの真似事を始めた。チャンネルの構成は既存のオンラインフリースクールそのまま、独自のマイクラ Realms サーバも開設しみんなに楽しんでもらおうと様々な工夫を凝らしていた。例えばマイクラ内に看板を使った伝言板や本を使った自己紹介ノートを設置して交流を図っていた。実際には私がずっとモニターしていたのだが、工夫の甲斐があり大人のいる場所では出せない学校嫌いの本音を自由に吐き出せる場所としてめちゃめちゃ人気を博していた。

我が子ながらなかなかやるなと感心していたが、終わりは突然やってきた。荒らしに破壊されたのだ。荒らしと言っても招待制のワールドなので知ったメンバーだ。オンラインフリースクールは様々な児童が利用しており、中には精神的に不安定な子もいる。独自サーバーの評判が高まり参加者が増えるにつれて、いずれそのような事件が起こるのは必然だろう。小さな諍いが最終的にマイクラワールドの破壊を呼んでしまった。

長女はそれに懲りてマイクラサーバを閉鎖してしまった。Discord サーバへの貢献も辞めた。以前のようにオンラインフリースクールで友達募集もしなくなった。継続的な人間関係の維持に興味を失くしたようだ。

今では主に Roblox の回転寿司ゲームやスキビディトイレのなりきりで遊んでいる。これらはゲームと言っても何かゴールがあるわけでは無く、なんと無く回転寿司を食べたりスキンを変えてキャラの真似をするだけの遊びだ。一応友達もいるらしいが、オンラインフリースクールのような継続的な関係ではなく、その場で見つけた友達ゆるく繋がっているだけらしい。

現在の興味の対象は、スキビディトイレというインディーズアニメ(?)と SCP財団 という未確認生命集だ。我が家では普通のテレビを長女が嫌がるので基本この Youtube がリビングでずっとついている。辛い。

そもそも不登校の原因は頻尿だったのだが、冬の間悪化して見ていてとても可哀想だった。その後お医者さんを変えた事もありお薬を調整して夜中眠れずに十回もトイレを往復するという事は無くなった。ただ以前にも増して外を怖がり、去年のように外でポケモンGOやバトミントンをして遊んだりという事が出来なくなった。せっかく良くなってきたのに時間が巻き戻ったようで親としても苦しい。

次女の話は次に書く。

『こどものスモールトラウマのためにできること』スッダ・クドゥバ著/穂積由利子訳

こどものスモールトラウマのためにできること: 内面で何が起きているのか

長女に続いて不登校になってしまった次女の心を理解するために大変良い内容に思えたのでメモします。

天真爛漫で聞き分けの良い子供でも、いつの間にかコミュニケーションが難しくなってしまう事があります。大人の言うことを聞かなくなり、思っている事を表現できずじっと黙ってしまい、ちょっとした失敗に挫けて泣いてしまいます。この本によると、その大きな原因は子供の「リスペクト・敬意」が奪われているからだそうです。「リスペクト」とは、こどもたちの声に耳を傾けること、理解することです(p12)。大人が子供の声を聞かずに行う善意の躾が、時に「スモールトラウマ」となって子供のリスペクトを失い傷つける事がある、それを避けるための方法が本書の主題です。

もしも大人が子供にリスペクトを示す事ができれば、子供は広い視野を持ち、間違いの責任を自ら取る事ができ、過ちの後も自己弁護せず自信を回復する事ができます(p13)。逆にリスペクトを示されないまま大人になってしまうと、いくら能力があっても自信を持てないまま、くよくよして他人の評価に過度に過敏になります(p27)。

例えば弟をぶった兄に対して親が「あなたは悪い子だ」と親が注意したとします。それが子供に善悪を教えるためだったとしても、兄が「自分は悪い子なんだ」という信念を築いてしまうと子供の内面が脅かされてしまいます。ここでもしも「あなたが弟をぶったのは悪い事だ」のように声をかけていたとしたらどうでしょう?「私」と「私の行動」を区別すると、その結果、私たちの行動が、とても受け入れられないものである場合でも、自分が十分に良い人間だと信じることができるようになります(p75)。

とまあこんな感じで、ちょっとした不用意な躾の結果起こる「スモールトラウマ」をキーワードに子供の心理のメカニズムが語られるのですが、親として知りたいのは「どこまで厳しく、どこまでやさしく(甘く)したらいいか」(p377)でしょう。残念ながらそのままズバリの回答は無いのですが、いくつかの指針を提供してくれます。

私たち大人の仕事は彼らが自分の行動の責任をとるように導くことです。彼らの「行動を直す」ことではありません(p88)。たとえばお弁当をしょっちゅう無くす子供に対しては、無くすたびに叱るのではなく、にっこり笑って新しいお弁当箱を与えるのでもなく、自分のお弁当箱に責任を持たせ、自分で問題を解決し、自分でお弁当箱を見つけるようになることです(p155)。

子供に敬意を持って接するといのは理屈では分かっても実際かなり難しいものです。本書ではこのような子供に敬意を与えられる環境を作るには、他人にこの貴重なものを与えることを考える前に、自分自身に敬意を払う(p294)ことを推奨しています。具体的には深呼吸を薦めていますが、そこまで簡単では無いだろうという気がします。

本書では多くの実例を挙げてスモールトラウマからの脱出を教えています。自分の娘にぴったりな事は書いていないのですが、今までの完全に途方に暮れた状況から、原因と対策を検討するための道筋が少し見えた気がしました。

Among Us の Windows 版を子供用 Microsoft アカウントでプレイする方法

Among Us を Windows の子供用アカウントでプレイするのがめちゃくちゃ難しいのでメモする。

こんなの絶対分かるわけない。。。

フリースクールのオフ会

不登校の双子はオンラインのフリースクールを利用している。フリースクールと言っても勉強するのではなくて、一日中オンラインゲームなどをして過ごす。それでも学校に行かない双子にとっては、お友達とやりとりする貴重な機会だ。そのオンラインフリースクールの初めてのオフ会が大阪であった。

最初オフ会の話を聞いた時、うちの子には絶対無理だと思った。特に長女は頻尿聴覚過敏対人恐怖という複雑な症状があるので、他の子供が集まる場所に行ける気がしない。次女も明確な症状こそ無いが朝から晩まで原因不明な理由でずっと泣いて過ごしているので、お友達と遊ぶ状況が想像できなかった。

しかも、新幹線で行くという!

双子は幼い頃から何度も大阪のおばあちゃんの所に遊びに行ってるが、いつも車で鉄道を使った事はない。特に長女の不安症は酷いので列車に乗せるなど虐待だと思ったが、妻がどう話したのか長女が新幹線でオフ会に行きたいと言ったらしく仕方なく新幹線の切符を買った。新幹線の前で一時間ほど余裕を持たせれば各駅でトイレに行っても間に合うだろうと乗り換えの計画を立てた。

当日は6時前に家を出た。双子は楽しみにしていたらしく起きるのも家を出るのもスムーズだった。問題は中央線だ。事前に入手た情報を元に、トイレが設置してある中央線の四号車に乗り込んだ。幸いにも日曜日の早朝は乗客が少なく余裕で座る事ができた。しかししばらく乗っていると乗客が増え始め長女の不安も高まる。結局社内で三度トイレに行き、なんとか東京駅にたどり着いた。

新幹線にさえ乗れたらあとは大丈夫だろうと思っていたが、今度は長女が頭が痛いと訴え出した。iPad の見過ぎなのか電車酔いなのか分からない。なだめすかせつつ、何度も駅でトイレに行きつつ、予定通り30分遅れで会場のお寺に到着した。

うちを含めて会場では十人ほどの小学生が参加していた。普段 Discord で会話しているからか、初対面なのにすぐに打ち解けて遊び始めた。この子供達が一人残らず不登校なのが信じがたい。至って普通の子供達だ。みんなこんなに元気いっぱいで社交的なのに、小学校に行けずに教育から取りこぼされているとは理不尽だ。一緒に参加されているご両親と会話すると、学校に行けないストーリーは子どもそれぞれだった。みんなでたこ焼きを焼いたり、焚き火をしたり、餅つきをしたり、バーベキューをしたり、鬼ごっこをしたり、盛りだくさんの一日だった。

そんな中で、うちの長女は孤独を貫いていた。折角来たのに端っこで一人ロブロックスで遊んでいた。オンラインフリースクールのオフ会なので特に心配もされず暖かく見守ってもらってありがたい。オフ会には二日目もあったのだが、こんな感じなので二日目は参加せず私の実家でのんびり過ごそうと思っていた。そしたら家に帰ったら二日目も参加したいという!

昨日全然みんなと遊んでなかったのに一体どういう風の吹き回しだ。理解できないがせっかく行きたいというので二日目も連れて行った。実は二日目は元気な子たちはみんな枚方パークに行っていて、うちの双子ともう一人おとなしいH君だけがお寺に残った。この組み合わせが相性良かったらしく、二日目はかなり交流できた。H君のお母さんも、普段話さない息子がこんなに仲良く遊ぶなんて奇跡だとおっしゃっていた。親同士もゆっくり情報交換できて良かった。

そんなわけで、二日目に帰る頃には長女も帰りたくないと泣き出す程だった。普段人が怖くて近所の公園にも行けないくらいなのに、こんなに旅行が楽しい思い出になるなんて奇跡だと思った。主催して下さったオンラインフリースクールの先生には本当に感謝している。

ここまで次女の事は書かなかった。次女は次女で長女以上にややこしい問題があるのだが長くなるので別に書く。 帰りはやっぱり地獄のように大変だった。長女の心理状態が悪い中なんとか新幹線に乗せて、新幹線は新幹線で80分遅延し、なんとか東京駅までたどり着いた頃には疲労が限界だったのでそこからタクシーで帰った。よく都心で車に乗るとコンビニに駐車場が無くてトイレに苦労するのだが、タクシーの場合路上に堂々と停めてもお咎めなしらしく、めっちゃリッチマンになった気分でコンビニのトイレに何度も寄りながら帰った。