言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

《長女》たんお風呂あらう?

最近我が家では、お風呂を双子で交代で洗うという事になっている。次女は言われた通り素直に洗うが長女はかなり抵抗が激しい。一度言って言う事を聞くという事が無く、何度も根気よく言って機嫌の良い時にようやく洗うという具合だ。実は子供に頼むのも面倒なので自分で洗った方が早いが、少しでも家事を手伝わせて小さな達成感を味わせたいので頑張って頼んでいる。

という事で今日もお風呂洗いの時間になり「今日は誰のお風呂当番だったっけ?」と聞いてみると、長女が

「《長女》たんお風呂あらう?」

と自分で言い出した。これにはびっくりした。実際は次女の当番だったのに、自分に不利な事を長女から言い出すなんてありえない。そう言えば、最近風呂洗いをめちゃめちゃ嫌がる事も少なくなってきたかも。多少責任感も出てきたのか??? 不登校の育児はめちゃくちゃ大変だが、たまにこう言う不思議な瞬間がある。

ランドセルを50円で売る

ふと家の中の不要なものをオフハウスに売りに行った。三日坊主で終わったリングフィットアドベンチャー、古いおもちゃやゲーム。特に期待していた物が新品同様のランドセルだった。このランドセルは高かった。高価な物だが小学校の六年間使う物だから良い物を買おうと頑張った(実際にはおばあちゃんがほとんど出してくれた)。そして二年生で不登校になったのでピカピカだ。なので、オフハウスで50円しか値段が付かないと聞いてガク〜っと来た。考えてみれば、少子化の今中古のランドセルの需要なんてあるわけ無いか。まだピカピカのランドセル。誰かに喜んでもらえますように。

いろんなことを理解したい

10月25日(土): 次女が暇そうにしていたので、横浜美術館ピタゴラスイッチの展覧会を見にいかない?と誘ってみた。これが失敗だった。大渋滞のなか二時間かけてやっと美術館に辿り着いたのは良いが、なんとチケット売り切れで入れなかった。どうやら、人気がありすぎて事前予約が必要だったらしい。美術館の喫茶店でケーキだけ食べて帰った。次女はお父さんの言う事はもう聞かないぞという顔をしていた。

俺はせめて図録を買って一挙に読んだ。図録を端から端まで読んだのは初めてだ。面白い。特に佐藤雅彦がルールに基づいて CM を作っていた事に強く共感した。俺もいつの頃からかルールに基づいて作品を作っていた。ルールを使う理由も多分同じだと思う。ルールの無い作品は自分の枠を超える事ができない。自分が吸収した以上のものを作るためには、自分独自のルールによって表現を蒸留する必要がある。

10月26日(日): 武蔵美の学祭に行った。妻が留守だったので子供を誘ったが誰も付いてきてくれなかった。とはいえ、子供の興味を惹くものは無いかなとウロウロしていたら「ムサビゲームラボ」というサークルを見つけた。教室を仕切って作ったブースに所狭しと自作ゲーム十件以上並べてあって、プレイできるものもある。話を聞くと、それぞれの制作チームは独立採算制のゆるい繋がりという事だった。ゲーム好きのうちの子供たちが見たら狂喜では無いだろうか。お土産に設定資料を買って帰った。お父さんは信用が無いので子供はあまり興味を示さなかったが、ある日突然影響を受ける事があるので、諦めずに刺激を与え続けよう。

11月1日(土): 留守の妻に社会の勉強をするように言われたので、社会の資料集を次女に読ませてみた。製鉄の仕方や色々な利用方法のページをやった。30 分程の短い時間だが長女も加わり案外盛り上がった。不登校の次女の勉強方法は迷いながら以下のようにやっている。まず週に三回次女はオンラインでマンツーマンの授業を一時間受ける。その他の日は妻が教える事もある。長女はちょっと飛び入り参加する程度。少し前までオンラインフリースクールにも参加していたが、最近すっかり参加しなくなってしまった。フリースクールの友達経由で勝手に友達を作るようになってしまい。フリースクールに参加する動機が無くなってしまった。

この週は連休だったが他に特に何もしなかった。

佐藤雅彦展の図録を読んだりムサビゲームラボを観てから、焦りを感じるようになってしまった。もう人生短いのに何やってるんだろう。とは言え、相変わらず制作意欲は湧かない。代わりに、昔よくわからないままスルーしてしまっていた事を勉強している。例えばチューリングの停止性判定について自分は分かっているのか? Y コンビネータについて自分は分かっているのか? 何を言ってるかは分かっているつもりだけど、同時に分かってない感もある。

俺はブール演算に詳しいし排他的論理和(XOR) についても詳しい。なぜかと言うとカラクリで作ったので本当に何を意味しているか分かる。どこから不可逆になるか、XOR の複雑性、ホーン節の構造を、重さや大きさを伴った立体物として頭の中でぐるぐる回す事ができる。残念ながらチューリングマシンやラムダ演算はそこまで行ってない。Y コンビネータは自分で Alligator Eggs Calculator でプログラムしてみたが、やっぱプログラムとカラクリはだいぶ必要な理解度が違う。完全に理解して、本に書いてあるのとは別の実装方法をいくつも発想できるようにならないとカラクリに行きつかない。そんな事を最近考えている。

個人用 Autodesk Fusion のインストール

長らくいじけて作品を作っていないが自分のデータが消えていないか心配になり久しぶりに Fusion 360 を開いてみた。するとエラーで開けない。。。どうもアプリの名前が Autodesk Fusion に変わっていた。改めて個人用 Autodesk Fusion のインストール方法をメモする。

わーい。消えてなかった!

和歌山旅行

うちの五年生の双子はヒキコモリなので基本旅行には行けない。例外として、親戚の家とオンラインフリースクールの友達の家なら何とか行ける。と言う事で最近はちょくちょく出かけている。先日は和歌山に行った。双子の友人が「うつほの杜学園小学校|世界遺産熊野古道の探究型グローカルスクール」というユニークな小学校に通うために家族ぐるみで和歌山に移住していて、その見学がてら遊びに行く事になった。

子供は人混みが苦手なので今回も自動車での移動を検討したが、休みなしで8時間もかかってしまう。諦めかけたがタクシー + 飛行機でリッチに移動すれば現実的な時間で移動できる事が分かった。子供が外出できる滅多にない機会なのでここは思い出にお金を使おう。結果大正解。こんなに遠くなのにめちゃくちゃ移動が楽だった。心配だった飛行機も窓からの眺めの面白さに気に入ってもらえたようだ。

うつほの杜学園は山の中の古い校舎をおしゃれにリフォームした私立小学校で、校庭のすぐ隣に遊べる小川がある素晴らしいロケーションだった。土曜日で生徒は不在だったけど先生と少しお話しをする事ができた。少人数制でキメの細かい教育ができるらしい。半分くらいの生徒はこの学校のために県外から家族ぐるみで引っ越してくるとの事だった。

あと、paradisecafe温川 というレストランとアンティークショップとギャラリーとコワーキングスペースが融合した不思議な空間で昼食をとり、琴塚吉太朗さんの動物の鉛筆画を拝見した。作家さんも在廊されていて話を伺う事ができた(その間子供は放置)。京都動物園に何年も通い独学で鉛筆画を習得されたらしい。私も学生時代はかなり動物園スケッチをしたので懐かしい気分になった。こういう方の話を聞くと、羨ましいような焦りを感じるような不思議な気持ちになる。

私ももう十分働いたし、サラリーマン辞めて放浪したり動物園に通ったりしたい。でも子供のフリースクール代が高いし妻が家のリフォームしたがってるしまだ会社辞められないな。せめてパソコン塾の先生とか、給料安くてもいいから楽そうな仕事に転職しようかなと思ってしまう。

次女のうどん作り/長女がテレビを観る

日常の記録

9月20日(土)妻が申し込んでいた丸亀うどん体験に行く。案の定長女は嫌がったので次女と二人で行ったのだが、これで正解だった。手を叩き歌い踊りながらうどん作りを体験するというノリだったので、長女がてもすぐに帰りたがったろう。次女もかなり引いていたが頑張った。幼稚園くらいだったら無条件に楽しめたろうな。うどん作りには生地を寝る工程があるのでその間暇にならないよう様々な工夫がしてある。私が一番感心したのは間食に出た「出来立ていなり寿司」だった。普通のいなり寿司は油揚と寿司飯を馴染ませるために時間を置くのだが、実は出来立てでも結構美味しい!油揚のジューシーが味わえて良かった。うどん好きの次女も満足していた。

9月27日(土)にはオンラインフリースクールのオフ会があった。これも長女は体調が悪く欠席。次女だけ参加した。オフ会で必ず行われるのが「人狼」という遊び。多分ケイドロみたいな物だと思うのだが、私には何度見てもよく分からない。カードを引いて人狼や探偵などを決めて、最後に推理するという流れらしいが、鬼ごっこ的な要素もある不思議な遊びだ。久しぶりに公園で遊ぶ次女を見れて良かった。毎日がオフ会だったら良いのになーと親として思う。

一方、留守の間長女は暇なので近所の不登校の子供を探しに行った。中でもお姉さんの R ちゃんはテーブルゲームに興味があり、『学園×クトゥルフ神話 エミは描きつづけて』のプレイに付き合ってくれた。このゲームはクトゥルフ神話をモチーフにしているが TRPG とは少しシステムが違っていて、カードをめくりながらプレイヤー全員で推理をしていく仕組みだ。不登校友達が来てくれると PC ゲーム以外で楽しめる事が出来て助かる。

このように、うちの近所には結構公教育から弾かれた子供達がいる。親として失敗した部分も勿論あるのだが、子供には責任は無いので、なんとか社会として不登校の子供達が教育を受けられる機会が無いかなと思う。マクロ視点では子供が昔と変質してしまったとは考えにくいので、これだけ不登校が増えたのは学校が変質してしまったのでは無いだろうか? もうちょっと学校が不登校に寄り添ってくれても良いのでは? と使うあてのない小学校の教材費を振り込む時に特に思う。

今週は私が子育てをサボってメイカーフェアの見学に行ってしまったり、親戚の不幸があったりして何もないのだが、長女が突然 Amazon Prime の「ブルーアーカイブ」を見始めた。ゲームをやってて興味を持ったらしい。大怪我のあと三年間、長女は音が苦手になりテレビを観る事が出来なくなっていた。我々の世代だと、テレビばっかり観て勉強しなさい!と怒られるところだが、我が子の世代は YouTube ばかり観ないでたまには家族とテレビでも観なさい!となるのかな?できる事が増えるのはとりあえず良い事だ。

長女のハンガーストライキ

徒然に日常を記録します。

9月7日(土曜日)私は妻に「NT 東京 2025」というイベントに行っても良いかと恐る恐る尋ねた。妻は、みんなで行こう!と答えた。ええ。。。悪い予感しかしない。。。普段外出を嫌がる長女もネットを禁止されてヒマだったからか珍しく来るというので仕方なしに車で開催地の科学技術館に行った。案の定会場を一目見た長女は騒音に恐れをなして嫌がったので急遽比較的静かな常設展へ向かった。常設展でもやはり人混みに耐えられなかったらしく、長女を四階の食堂へ避難させて私は次女と二人で常設展を回った。次女は常設展を結構楽しんでいたが、「NT 東京 2025」はダメだったらしく、15 分程駆け足で回っただけで帰宅した。という事で私は全然楽しめなかった。

9月13日(土曜日)妻が申し込んでいたドミノピザのピザ作り体験に行った。長女は嫌がったので留守番させて次女と三人で参加した。朝 10 時のピザ屋は静かで、私たちのための丸い生地が用意されていた。店員さんに教わりながら生地を薄く伸ばして行くのだがかなり難しい。なかなか伸びないし穴が空いてしまう。手伝ってもらいながら生地を伸ばしトッピングをして、6分オーブンに通すと美味しいピザができた。ピザを待ってるあいだ店員さんの生地の伸ばし方を見ると、自分たちとは全然違ってスムーズで手早く美しく、さすがプロはすごいと感心した。ピザ屋のキッチンは感動的な体験だった。次女は大人になるまでポテトが無料になる券を貰ってご機嫌だった。キッチンに入ると愛着が沸き、これからピザはドミノピザで頼む事にしようと決めた。

その日の晩、長女が機嫌が悪いからご飯を食べないと言い出した。お風呂に入らないし歯も磨かない。突然の事に私はびっくりした。機嫌が悪いからってお腹が空かないなんて事あるだろうか?!長女は「ママとパパが悪い」と言ってるが全く要領を得ない。ネットで喧嘩でもしたのだろうか?

長女はわがままに見える時もあるが、殆どの場合後で正当な理由が分かる。喧嘩の事もあるし風邪の事もある。原因不明で機嫌が悪い事は滅多に無い。しかしその晩はよくわからなかった。ネットのトラブルの可能性を考えて一旦パソコンをブロックして寝かせた。特に泣く事もなく、不貞腐れたまま食事も風呂も歯磨きも着替えもせずにそのまま寝た。

次の日も長女は朝食を食べなかったが、私たちが買い物で留守のあいだ残しておいたおにぎりを食べた。昼も夜も少食だった。機嫌は良くは無いが悪くも無く、昨晩のような怒った雰囲気は無かった。ただ食欲が無い。よく分からないが様子を見る事にする。三時のおやつの時に長女の話を聞いたがかなり饒舌に話した。将来はコンビニの店員になりたいらしい。ただ食欲が無いヒントは無かった。