今後調べたいことをまとめる。
目的
災害時が起きても止まらないネットワークが無いか調べる。残りの人生であと二三回は大地震があると思うけど、その度に電話が切れたりテレビが見れなかったりするのは嫌だ。
災害時の利用モデル
- 運が良ければメッシュネットワークのどこかがインターネットに接続されている。その場合帯域の許す限り普通にインターネットが利用出来る。
- 運が悪ければ閉じたネットワークになる。その場合でもローカルな情報交換に利用出来る。
平時の利用モデルと広報
技術要素
- メッシュルーティング : メッシュ技術には色々あって盛り上がっているが、利用者から見るとだいたいどれも同じようだ。
- ゲートウェイ : 被災地に近い住民や会社等がインターネット接続をボランティアで簡単にメッシュ側に解放出来るようにする方法。
- IPv6 : IPv6 では、IP アドレスの割り当てに唯一の DHCP サーバーを必要としない。DHCP が無くても、もしくは沢山あってもそれなりに動くらしい。また、既存のサービスを使うために IPv4 に接続する方法を調べる。
- DNS やサービス検索 : インターネットに一旦接続出来ると普通の DNS が使える。しかし最悪閉じたネットワークの中でもローカルでサービスの検索と利用をしたい。
- VoIP : Asterisk というのがメジャーらしい。これを事前の登録なしで使う方法。NAT で動く? IPv6? あと、Flash の SIP クライアントがあるか?
- 分散データベース : 災害時に閉じたネットワークで誰かに電話したいとする、通話相手を中央サーバ無しで識別する方法。また、臨時でソーシャルネットワークや twitter のような物を構築する方法(これはイベント会場で一時的に掲示板を作る時などにも使える)。
- ようするに、twitter、メール、掲示板、電話、テレビやビデオ (帯域の小さい順) が必ず使えるようにする方法。
参考
- http://en.wikipedia.org/wiki/Wireless_community_network 草の根ネットの紹介。便利なリンクがある。
- http://en.wikipedia.org/wiki/IPv6_transition_mechanisms IPv6 変換技術
- http://wiki.freifunk.net/Kategorie:English B.A.T.M.A.N. を使った草の根ネット
- http://www.servalproject.org/ Serval 災害時分散電話システム