言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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マクスウェルの悪魔

ふと、「マクスウェルの悪魔」というたとえ話を思い出した。部屋の中を二つに仕切って、しきりに小さな穴を開ける。穴のそばに悪魔を仕込んでおいて、ある仕事を覚えさせる。速い分子が来たら通す。遅い分子なら通さない。悪魔にしては辛抱強くその仕事を黙々とこなす。

すると不思議な事に、部屋の片方はいつの間にか暖かく、片方は涼しくなっている。悪魔はこれと言って運動をしているわけではないのに部屋の温度が変わってしまうのは熱力学の法則に反するパラドックスなのではないか?

そもそも私はこのパラドックスの意味が良く分からなくて、悪魔は真面目に働いているのにこれを仕事と認めないというのはどうよと思ったのだが、実際の意味は一体なんだったんだろう。そして、そのパラドックスの謎はどうやって解かれたのだろう。というか、そもそもこの話はこの記憶で確かなのだろうか?

なにぶん小学生の時に仕込んだ知識なのであいまいである。その頃私はブルーバックスとオカルト雑誌が大好きで、もしかしたらオカルト雑誌の方で読んだ話しなのかも知れない。悪魔が出てくるし。