言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

今城町モスバーガーにて

久しぶりに実家で夏を過ごしている。

本当は一週間夏休みを取る予定だったが、仕事が間に合わず明日の朝東京に戻らなくてはならない。実家にはまだ自分の部屋があって昔貰ったり書いたりした物が沢山あるので色々反省する気分になってしまう。

去年の末に日本に帰ってきた時は、毎日残業をするような社畜生活は自分には絶対無理だ!と思っていたけど、案外何とかなっている。少しの間毎晩8時には家に帰れる時があったが、そうなると逆に落ち着かなくて余った時間家で何をしたら良いものかと悩んだ。というわけで最近は、だいたい勤務時間 10:00 - 22:00 というのが標準だ。ちなみに、LA に居た頃は 10:00 - 17:00 だった。。。

まだ入社一年目なので仕方が無いけど、これは良くない。勤務時間が 5 時間伸びた分生産性が上がるわけが無く。むしろ今までの心の余裕が無くなって新しい事にチャレンジする気力が失われるんじゃないだろうか。前は一ヶ月一冊は読んでいた本も読む暇無くなってしまった。そういうわけで、何とか仕事量を減らす方法を悩んでいる。

それはそれとして、趣味の電子工作も着々と進めている。実は春先にふと思いついたネタの実装に向けてゆっくり勉強や試験をしている。ネタを思いついた時点の自分の技術力では実現不可能な内容だったので、前に日記に書いた Arduino を使ったネットワーク監視装置等、関係無い小ネタを経由して基礎知識を身に付け、年内には形にしたいと思っている。

ネタを思いついた段階では我ながら面白すぎる!と思っていても、作ってみるとしょうもなかったり、やっぱり技術的に無理なんて事がしょっちゅうあるので、アイデア自体については書かない。そのへん趣味の気楽な所だな。仕事をサボって電子工作をはかどらせる為にも、是非新入社員が必要だ。例によってステマだけど私を助けると思って http://uievolution.co.jp にエントリーして頂けると嬉しい。

それはそうとして、どうしてこんなに仕事が忙しいのか考えると、やっぱり仕様書が無駄なんじゃないかな。私は仕様書自体は必要だと思っている。プロジェクト全体を一つの社内の同じ部屋の中で進められればもしかしたら要らないかも知れないけど、うち下請けだし、お客さんとの意思疎通とか、メンテとか、そういう時にソースが仕様ですというわけには行かない。

問題は仕様書を機械的デバッグ出来ないという事だ。仕様書の矛盾をくまなく読んで探すなんて、人間の仕事じゃないよ!どうせ後でソースに合わせて仕様変更もある事だし。。。もしかして、仕様記述言語を使うべきなのかも知れないけど、これには挫折した。なんかもっと読みやすい方法無いかな?

そういえば OpenDocument の仕様書は文芸プログラミング風に OpenDocument で書かれた文書に XML Scheme が埋め込まれてあった。論理的な矛盾はデバッグ出来ないけど、少なくとも仕様書だけで OpenDocument ファイルの妥当性を検証出来る。今の仕事はファイルフォーマットじゃなくて UI の振る舞いなんだけど、例えばネットワーク関係の仕様書に BNF が使われるように画面遷移を記述するミニ言語があって、文芸プログラミング風に注釈をつける形で書けたら良いんじゃないかな。などなど、いろんな事を考えている。