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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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ビザの更新面接

私の持つ H1-B ビザというのは、三年が期限で、あと三年延長出来るという物だ。早くもロサンゼルスに住み始めて三年が経過したので延長手続きをした。

色々な書類が必要で、どれも正確な意味がわかりづらいんだけど、アメリカで短期労働者として働き続けるために H1-B ビザを延長するには、アメリカでまず I−797 という物を発行してもらう。これによって延長が認められる。

実際に滞在を許可するのは、前回アメリカ入国時にホッチキスでパスポートに止めてもった I-94 という小さなカードだけど、I-797 の一部として許可期間の延長を示す書類が付属していて、これを I-94 と一緒に携帯する事で許可された印となる。I-94 と I-797 の一部は次回出国時に空港職員に回収されるので、一旦アメリカを離れるとビザ無しで再入国する事は出来ない。逆に言うと、I-797 さえあればずっとアメリカに居続ける分には新しいビザは必要がない。

ビザというのは、パスポートに貼付けられる顔写真入りの書類で、I-797 自体はビザではない。ビザを更新するためにはアメリカ領事館に行って面接を受けなくてはならない。実は日本でなくてもアメリカ国外であればメキシコでもカナダでもどこでもビザの面接は受け付けてもらえるそうだが、ビザ更新中パスポートは没収されるので実際問題としては母国のアメリカ領事館に行くのが一番安心だと思う。

という事でアメリカ領事館へ行って来た。

面接には予約が必要だが、予約時刻はきっちりしているわけでも無いみたいで、私も早いめに中に入れてもらえた。入館時チェックはかなり厳しい。電子機器類は全く持ち込み出来ない。大阪の場合入館してから三階に行くと、書類の事前審査がある。スタッフは全員日本人で書類の不備を確かめるようだ。それから二回に行ってアメリカ人の面接官のブースの前に並ぶ。

面接時間は人に寄って全然違うみたいで、五分たっても終わらない人もいた。私の場合「仕事は何ですか?」と一言聞かれただけだった。英語で話し始めたんだけど、なぜか面接官は日本語がお気に入りらしく、あとはずっと日本語で指紋を押す指示をして終わりだった。ビザは週末に届くらしい。

交換留学の女子高生っぽい女の子たちがたくさんいた。

このために今回帰国したみたいな物なので、あっけない程すぐ終わって心に穴が空いたようだった。

追記

ビザはきっちり一週間後の6月7日に届いた。