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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

車を買う

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Toyota Yaris という新車を買った。写真の通り小さな車だ。中古で良いと色んな人に言われたけど、新車を買うなんてもう一生無いかも知れないので、物は試しだ。車を買うのは恐ろしく大変な作業だったのでここに記す。

まず車屋へ行くと、偉そうな営業マンがやってくる。すぐに試乗させてくれる。私の場合は Yaris (トヨタで一番安い車)と最初から決めていたので、三台の Yaris を運転してオートマの 3 ドアにした。ここまでは簡単。

多分そのあと値段交渉をするのだと思う。。。

営業マンの前で大量の書類にサインを書く。全く内容は覚えてないが、とにかく馬鹿のように時間がかかる。そして待たされる。

次に会計担当の人の前でまた大量の書類にサインを書く。そして馬鹿のようにサインをして待たされる。この時点で VIN# (Vehicle Identification No.) を発行してもらう。

私の場合アメリカに来たばっかりでクレジットヒストリーが無いのでローンが組めない。現金払いとなる。SSN は不要。札束を持って車屋に行ってもよいのだが、折角銀行口座を作ったので小切手で払う。金額が大きいのでパーソナルチェック(口座を作ったときに最初に銀行でくれる用紙)は使えず、支払い用の Chashiers Check という物を銀行に発行してもらう。銀行で必要な情報は以下の通り。

  • 金額: ○○ドル
  • Pay To The Order of: あて先 (例: TOYOTA OF NORTH HOLLYWOOD)
  • 身分証明書(パスポートと日本の免許を見せた)

銀行は銀行で時間がかかるので、結局車屋には全部で四回行った。最初の一回は別のディーラーで試乗。二度目で車を決定。三度目でパーソナルチェックが使えない事が発覚し、四度目で納車。

VIN# が分かった時点で保険に加入する。今回はディーラーの(近所の)保険が高かったので、電話で GEICO に電話して申し込み、結果を FAX でディーラーに送って貰った。一番日本と違いを感じたのがここ。ディーラーの保険と言っても、ディーラーでたむろしている業者の保険という事で、直接ディーラーが保険を扱っていない。完全に独立している。ディーラーは保険の事は無関心で保険選びをかえって積極的に応援してくれる。

GEICO は 6ヶ月で 900 ドル程度。私が日本で掛けていた保険の10倍近くもする!ちなみにディーラーの近所の会社との金額差は 200 ドル程度なので、電話が苦手な人は無理しないで良いと思う。この高い値段は私がアメリカで運転記録が無いからで、日本に帰って記録を取り寄せ、契約しなおす予定だ。

保険が決まったらやっと車に乗って帰れる。

感想。日本の車屋も嫌いだがアメリカはもっと酷い。日本の車会社は自動車だけでなく販売システムも輸出するべきだ。態度は悪いし時間がかかる。これでアメリカ人がなぜ我慢してるのか謎。

と、ここまで大変な思いをして車を買ったように書きましたが、実はほとんど大島さんとアレックスがやってくれました。本当に親切に助けていただいて感謝感激です。

まとめ

  • 車は現金で買う(値段は値札価格 + 税金など一割程度)。
  • 支払いに Personal Check は使えず、Chashiers Check が必要。
  • 保険加入には VIN# と個人情報(生年月日、住所、電話番号、email、日本で免許を取得した日付) が必要。電話の場合ディーラーに結果を FAX してもらう。
  • 日本で運転記録を貰っておくべきだった。