言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

アランケイ人となり

アランさんの話を聞いて思うのは、どうしてこの人はこんなに現状に満足出来ないのだろうという事だ。僕も普段から文句タラタラ言ってるが、そういう意味の満足出来ないじゃなくて、もっと思いもよらない基本的な部分からして疑問を持っているみたいだ。僕もなんとなく心のどこかでプログラミングの基本的な仕組みは生きているうちには変わらないだろうと思ってるから(だって少なくとも10歳の頃の BASIC から今まで変わってないし)、そこが変わる、しかも三年後とか言われるとポカーンとしてしまう。

僕は「今のプログラミング」が割りと好きでこの仕事やってるので、あまりそこを変えると言われても素直にすごーいと喜べない。むしろ、危険分子だなーこの人と思うんだけど、どうせいつか変わるんだったらきっとアランさんが言う風に変わるんだろうな。それにしてもよく分からんのが、こんなに無茶苦茶言ってる割にすっごい良い人に思われる所だ。

某ボランティアの偉い人が、アランさんはとても心の優しい良い方なんですよーなんて言ったり、M子がアランはコンピュータガイの割りには人の話を良く聞くのよねーって言うのを聞くたびに、研究者としての無茶苦茶さ加減と、人としてのマトモさ加減って言うのは意外と両立するもんだなと思う。まあ、ほんとに近くで長く見てる人は違うかも知れないけど。