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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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意思決定

意思決定とやらを上手く可視化出来なくて困っている。個人的な事柄から仕事で必要な物まで、意思決定の必要な事が沢山ある。引越をするべきか、するとしたらどこが良いか、予算はいくらか? こういった決定の一つ一つについて、納得行く決定という物は無く、大抵前はこうだったからとか、どうでも良い理由で決めてしまっている。これでは困る。

理想は意思決定に必要な目の前に情報が揃っていて、しかもそれはグラフみたいな目に美しく頭に優しい形式で、しかも本当の事が書いてあると望ましい。現実はグラフがあったとしてもドレイクの方程式程度の目安にしかならないのかも知れない。しかしいくらあやふやな前提であっても、可視化されているのとそうでないのでは違う。判断の材料として「あやふやさ」も大切な指針だ。

そんな事を考えつつ「意思決定」で検索してみると、ハーバート・サイモンという人が色々研究してるとわかった。特に限定合理性というのは、何か決定をする際に前提条件を全部検討するような事は無くて、たいていは限られた時間の中でそれなりに満足の行く決定を行うという事らしい。

ちょっとまえに行動経済学という、みんなが合理的に振る舞う事を仮定する経済学を違う角度から見なおしたような物が流行ったけど、ふーん結構古くからこんな研究ってあるんだと思った。

今このような限定合理性を可視化する方法は無いかなと考えている。二つ理由がある。一つ目はお仕事で見積やら何やら決定しないといけない事が山ほどあるんだけど、僕は小心者なので、毎回「ざっくり見積」を行う度に夜眠れなくなるほどストレスが溜まるのでこれを何とかしたい。二つ目はまた論理をモチーフにした工作をしたいんだけど、何か面白いネタを知りたい。

論理をモチーフにした工作というと、今まで僕は論理和論理積をそのままメカにしたり半加算器を作ったりした。これには電子計算機によって歴史の表舞台から姿を消した論理機械への憧憬がある。論理機械と言うのは19世紀に花開いた論理を可視化する一連の研究の到達点なんだけど、論理機械の核心である「ブール図」は後の色々な意思決定手法の核となる技術でもある。今ここで意思決定の(言葉通りの意味で)機械化に挑戦する事で新たな視点が開けるのでは無いかと企んでいる。

最近の事

  • 7/12 休日勤務。
  • 7/13 Y 氏の素敵な自宅を訪れる。
  • 7/18 某教室。
  • 7/19 小金井公園のプール。
  • 7/20 島村ブルーベリー園。休日勤務。
  • 7/25 某教室。
  • 7/26 近代科学資料館やプールに行く。
  • 7/27 忘れた。
  • 7/28 の週 看病の為家事を任される。
  • 8/2 休日勤務。
  • 8/3 休日勤務。
  • 8/9 某教室。
  • 8/10 おおうち整体指圧院。
  • 8/11 図書館。冷蔵庫を買う。妻実家。
  • 8/12