言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

skirball

今日はキャンプ疲れで一日ぼーっとしていた。何もやる気が起きないので、とりあえずキムさんに薦められていた skirball という博物館にある、面白彫刻でも見に行った。面白彫刻は子度向けすぎてイマイチだったが、併設のユダヤ美術館(というか民俗博物館のような物)は面白かった。と、言うか施設自体がユダヤ教バリバリではないか!異教徒め!と思って一瞬身構えたが、考えると日本でお寺が博物館をやってても全く普通なのだし自分の方がよっぽど異教徒なのだった。ユダヤ教はかなりメジャーなのに日本では知られていないのでとても面白かった。

話は変わるが、キャンプ中にまたアランさんの科学についての議論があって、いつもの事だけど僕は彼があまりにも科学を特別視しているのが理解できなかった。なぜたったこの数百年に起こった出来事が、そんなにも特別な事のように思えるのだろう。科学者が科学を信じているという態度自体が、科学的じゃないように思える。どうもわからん!

と、きっとそういう分からなさを、ユダヤ美術の中にも強く感じて、それは分かるわけが無いのだ、これだけ歴史のある物を理解出来ると思ったら大間違いなのだ。分からなさと感じる事が異邦人の努めであり、逆にユダヤ人は流浪のなかでそういった分からなさを守り続けて歴史を作ったのだと自分を納得して帰った。これでいいのだ。