言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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抵抗つきポインティングデバイス

アフォーダンスを使ったUI(?) の中で、自分では作れなさそうな物をつらつらメモします。技術的に難しい物ではないので、すでにあるような気がしますが、もし知っている人がいたら教えてくれると嬉しいです。

抵抗つきポインティングデバイスというのは、マウスやトラックポイントが動くときに、たまにくくっと引っかかるように抵抗を感じる物です。単にピクッとするだけで良いと思います。光学式マウスでは難しいですが、メカニカルマウスならいけると思います。例えばこれをウインドウのへりや、テキストの流れ、画像の輪郭に沿って反応するようにします。

想像するに、これによってなんとなく画面がデコボコに感じられるはずです。本当は手元のデバイスが反応しているだけなのですが、盲人が杖で地面を見るように、手が画面を直接触ってデコボコを感じているように思われるでしょう。

画面内の小さな領域にマウスを持ってゆき、クリックするという操作は結構難しい物です。少し間違うだけで、全然違う機能を実行してしまうことが良くあります。特に眠たいときに、セーブするつもりがセーブしないで終了になってしまったりして、取り返しのつかない事になります。触覚を併用する事によって、こういった操作が楽になることを予想しています。もちろん、視覚障害者用のインタフェースとしても使えるでしょう。たいそうな機械的装置無しで、視覚障害者がパソコン上で「絵」を描く事が出来るようになります。

これのどこがアフォーダンスかと言うと、『同一の情報は、単独で働く知覚システムによっても、協同して働く近くシステムの組み合わせによってもピックアップすることができる』アフォーダンスの構想 P14 isbn:4130111108 から来ています。