うーん、なかなか英語耳になれなくて大変です。たぶん色んな人が OOPSLA の事は書いてると思うのでピンポイントで。Wikipedia を作った人が、ヒルベルトの未解決問題にちなんで、今後解決すべき「俺未解決問題」を提示してました。
- 自由な百科事典
- 自由な辞書
- 自由な教科書
- 自由な音楽
- 自由な美術
- 自由なファイルフォーマット
- 自由な地図
- 自由な製品識別子
- 自由なサーチエンジン
- 自由なコミュニティ
うーむ、胸のすくような大きな話で楽しい。特に面白いのが、自由な製品識別子(product identifiers)。ISBN のような物ですが、すべての製品を識別出来て、しかもどんな私企業にも束縛されない物という事で、いわゆる「ロングテール」には必須の物だそうです。自由な百科事典から始まる壮大な計画の背後に多様性の維持というより大きなテーマが見えてきます。百科事典についても、少数言語の語彙を増やすことの重要性を強調されていましたが、フリーのビールではなく、フリーのスピーチが必要な大きな理由のひとつが多様性にあるようです。