言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

はてな住所事件

はてな住所事件の件で何か書こうと思ったのだが、色々読んでるうちにしんどくなってしまった。なんで書こうと思ったかと言うと、僕がもともとプログラマになったきっかけが無料コミュニティサイト構築のバイトだったので、色々考えた事があったからだ。しんどいので全部書かないが断片だけ。

僕たちははてなの規約を読んでないながらも同意して利用しているのでそれは良い。考えたのはウェブには独特の力学があって、それは規約がある事とか無料である事だとか、そういうのとはまったく独立に存在していて、それを制した物が最終的にネットを制するのではないかと言う事だ。

ネットを制するとは端的に言うと、ユーザのウェブサイト滞在時間という尺度で測れる有限の資源をいか多く確保し、そこからより豊かな何かを生み出すという事だ。もちろん滞在時間が長ければ必ず豊かな物を生み出せるとは限らないが、2ちゃんねるで見てのように、量は力になる。

お金をどの程度取るべきかどうか、個人情報をどの程度取得するか等の戦略は、それによってどれくらい豊かな物を生み出せるかで決定される。これは不思議な事に、マクロ的に見れば個々のサービス業者ではなく、コミュニティによって暗黙のうちに決定されてしまう。いや、単に僕が決定されるべきであると思っているだけかも知れないが、でも経験的には合ってるると思う。

でもなんでかは分からない。