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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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理想の生活

またばかな事を書きます。スーパーに行って思うこと。この素晴らしい商品の数々のうち、どれほどが自分の生活に関係あるだろうか? 刺身以外の魚の切り身、丸ごとの野菜、肉、こういうのは家に包丁が無いのでまず無縁だ。お菓子の材料、スパイス、たくさんのハーブ、使う機会が無い。お鍋、ざる、蒸し器、これまた置く場所が無い。

僕の理想の生活は、一言で言うとシンプル、そして実際それを実践して来た。食器は茶碗一つにコップ一つ。食事はご飯と納豆などの惣菜一品、パック味噌汁。家具は殆ど無いが、大きな机一つ。トイレと風呂は毎日洗うが、洗いやすいように風呂には歯ブラシと石鹸以外置かない。まるでキャンプのような毎日。そんな生活が好きなのは面倒くさがりだから。物を持つのが面倒くさい。

初めて車の免許を持ったとき、一番うれしいのは高速に乗れる事だった。今までいけなかった場所に行ける感覚。急に自由が広がる感覚。そしてふとスーパーをブラブラしていると、高速道路のように未知の領域がたかがスーパーの中にある事に気づく。この変な感覚は少し海外に居たからかな? この身近な場所に、買ったことの無い物がこんなに沢山ある。

理想の生活について考える。行った事の無い場所は全部行く。買ったことの無い物を全部買う。生活のシンプルさと両立するのは難しいけど、知らない物、関係無い物があることが我慢ならない。全部に顔を突っ込みたい。全部やってみたい。本屋に行くといつでも、この大量の本を全て読み終わるにはどうしたら良いかを考える。もちろん、今だ現実的なアイデアを思いついた事は無い。スーパーの全ての商品を買うことはそれよりは簡単だろうか? これは馬鹿げた考えだろうか(もちろんそうだ)? まあそれでも理想の生活はこれくらいシンプルな動機に基づいていた方が気分が良い。