言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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インターネットラジオ新聞

最近通勤中 Kindle の Text-to-Speech 機能を使って本を読んでもらっています。これは、Kindle の中の本をコンピュータが読んでくれるという物で、意外と慣れると良いです。特にドラッカーの本とか、何度も何度も長々と同じような事ばかり書いてあるような本はスピーチ機能に最適です。最初はヘボい朗読にイライラしても、そのうち慣れるとコンピュータが言いたい事が分かってきます。(ふと思ったんだけど、もしかしてこの本口述筆記で書かれたのかも知れない。それなら機械に読んでもらうというのはむしろ正しい読みかたでしょう。)

ただ、こういう一般向けの解説本は良いですが、新聞なんか読ませると結構辛いです。新しい単語が沢山出て来たり、外国人の名前や数字なんかは滅茶苦茶になってしまいます。あと新聞記事は結構簡潔なので、一度聞き逃すと後のストーリーがわけわからん事になります。そこで、新聞を読んでくれる特別なサービスやデバイスがあったら良いなと思います。

Kindle みたいに 3G の無線ネット回線は無料で、購読料で賄います。データはテキストで送られてくるので回線代は低コストで済みます。難しい名詞などはそこだけ音声データも送られてきてデバイス上で合成します。この仕組みの良い所は、ウェブにある無料の記事をパソコンで読ませてもなかなか上手に読めない所にあります。機械の声は結構ムカつく物なので、有料で記事に特化した納得出来る品質が提供出来れば十分お金を払う意味があります。

対象は車通勤の人という事になりますが、電車の人でも、最近は新聞を広げるという行為がなんだかダサイ感じだし耳で聞く方が楽なので良いんじゃないかと思います。

実はある新聞社ではすでに有料ユーザ向けにプロが読んだ記事を提供しています。なのでもしかして人に読ませるコストって意外と安いのかも知れないけど、ちゃんと読めるなら機械に読ませた方が未来的で面白いのでは無いでしょうか。