言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

Julie & Julia を観た

アメリカ人女性ジュリー・パウエルが一年かけてブログに書いたエピソードを元に作られた映画。アラサー世代のジュリーは満たされない日々に刺激を与えるため、有名な料理本 Mastering the Art of French Cooking に載っているレシピを全部作ってみようと決心する。料理本の著者のジュリア・チャイルドは第二次世界大戦直後に夫と共にパリに訪れ、そこでフランス料理に魅了される。しかし英語で書かれたフランス料理の本が無い事に気付き、普通のアメリカの主婦のための料理本を作ろうと挑戦する。映画は現代を生きるジュリーが経験した料理による生活の変化と、50年前のジュリアが本を出版するまでのエピソードを交差させながら描いてゆく。

というのがあらすじ。終わった後にわらけて顔がにやける幸せな映画だった。ジュリーの料理がだんだん気持悪い素材になって行く過程も面白いし、とにかく明るく我が道を行くジュリア役のメリル・ストリープの怪演がすごくて、頭のなかでずっとボナッペッチ!という台詞がぐるぐるする。ネタでやってると思ったが、あとでユーチューブで観ると本物そっくりに演じていた事が分かって二度笑えた!

http://www.youtube.com/results?search_query=Julia+Child

インターネット時代の実話を元にした映画という事で、見終わった後に細かい背景の情報をことごとく検索出来るのも面白い。元になったブログも映画のままだし、ジュリアの夫がスパイ容疑で尋問され、ジュリーの勤務先が LMDC (9.11 復興関連企業)というのさえストーリーと関係ないけど意味深に思えてくる。