OLPC(100ドルラップトップ)では、標準で IPv6 を使います。OLPC の使われ方から言って、妥当な選択だと思います。OLPC の奴らは出来もしないくせに理想的な事ばかり言ってやがると私も文句ばっかり言っていますが、こういう場合にはトップダウンの方が物事がシンプルに決まってよいです。開発者の立場からすると、身の回りに IPv6 で動くものが全然無いのでちょっと厄介です。以下の設定は、もちろん完成版では全自動で行われます。
前提
- 各マシンには最初から ipv6 アドレスが割り当てられている(ipv6 とはそういうものらしい)
- ローカルのネットワークではそのアドレスを使えるので、とりあえず実験に使える。
- メッシュネットワークを有効にするには、適当な essid を付加する。
例
# iwconfig msh0 mode add-hoc channel 6 essid "olpc-mesh" # ifconfig msh0 10.0.0.1 # 適当な ipv4 アドレスでメッシュ自体の動作確認 # ping 10.0.0.1 # ping6 -I msh0 fe80::217:c4ff:fe02:3126 # 自動的に割り当てられたアドレス