言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

ぼんやりと考え事

昨日(今日)は日本時間の朝三時半ごろからグレンデールでミーティングで、僕も電話会議で参加せよとの事だったが、案の定ちゃんと参加出来なかった。ミーティングの前に仮眠を取ったのがかえって悪かったのか、単に機械の音質が悪すぎたのか。でもこれだけネットが速い時代に電話会議の音質があれというのは酷いな。やっぱりここも頑張って開発するべきところだ。

というわけで、WikiPhone にも当然転用出来る。Ogg VorbisSqueak Plugin は、一番難しい所も無事終わり、あとはシコシコ細かい作業を作りこむのみです。一説には Vorbis より Speex の方が電話には適しているらしいので、余裕があったらそれも試してみたい。あとは OLPC でどれくらいのパフォーマンスが出るのか楽しみ。

今日見た夢は凝っていて、僕自身は登場しなくて、夢の中で僕がかつて書いた演劇の台本を、知り合いたちが現実の物として演じているという物でした(昔流行った『未来日記』みたいな趣向です)。磐船神社の巫女であるK鈴に一目ぼれをしてしまったD氏が愛を伝えに行くと、ダビンチコードみたいな結界の中にK鈴が閉じ込められていて、小石を沢山積み上げて結界を破るという意味不明な話でした。目が覚めてからあの台本はどこへやったかなとずっと悩んでたんだけど、シャワーを浴びた後にようやくそんな物どこにも無いと気づいたのでした。

阿部さんに昨日伺った半導体なしで世界聴診器を作る事の本意は、ようするに、抵抗、コイル、コンデンサだけでマイク端子に繋ぐ事の出来る発振回路を作りたいという事です。トランジスタが電気パーツ屋に行かなければ買えない「特別な物」なのに対して、コイルやコンデンサはその辺のゴミや100円ショップ商品を加工して作る事が出来ます。ということは、電気の世界を特別な物でなく僕達の世界と連続した物として感じるきっかけになると思います。こうやって、僕らの身の回りの世界とコンピュータの中の抽象的な世界になだらかな階段を作りたいです。

あと全然関係ないが、やっぱりオイラーの公式 e^iπ=-1を理解するためには、微積分をちゃんと分かってないといけない事が分かった。微分、これはどう考えても納得いかない。例えば微分をパソコンで解く事を考えよう。関数を引数にとる関数を作れば良いという所までは分かるのだが、例えば differential f = ??? をどのように定義すれば良いのだろうか? 例えばこんなのは? differential f x h = (f (x + h) - f h) / h でもここで、h は「だんだんゼロに近づく何か」なのでうまく行かない(ゼロにするとゼロ割になる)。手では計算の出来るのにプログラムで書けないのは気持ちが悪い。なんでだろ???