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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

正社員不要論

正社員だと年金の半分は会社が出すって言うでしょ。あの理屈がどうにも僕には分からない。会社が出すって言ってもその原資は社員が稼いで出してるわけで、どこからとも無く沸いて出てくるわけじゃない。結局給料の一部を天引きして当てているだけの話で、一体誰にどういう得があるのだろうか?

なんでそんな所に疑問を抱くかと言うと、これだけ企業が正社員のコスト増を嫌がって非常勤に頼るなら、いっそのこと日本から正社員を無くしてしまえば良いと思うから。

バイトや契約社員で一番嫌なのは、仕事の内容や給料では無く(これは仕事に就く前に情報が与えられているはずなので)正社員との間に不透明な差がある事だと思う。例えば同じ風に働いて同じ給料をもらっても年金額が違うみたいな。最初から正社員がいなければ比べる所はもらう給料しかないわけで、フリーターだと言う理由で肩身の狭い思いをする必要は無いだろう。

雇用の安定を願うなら企業ごとにそれぞれ待遇を工夫すれば良い。福利厚生は給料天引きではなく、必要なサービスに応じて従業員が自分で買えば良いだけの事でしょう。福利厚生と正社員という意味不明な身分を結びつけると、企業は契約社員やら偽装請負やら法の目をつく怪しい技を使う事になる。僕はちゃんと残業代や有給が出るような会社で働いた経験が無いのでよく分からないのだが、ふと思ったので書いてみた。