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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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Squeak のセキュリティ機能について。

いま頭を悩ませているのは Squeak のセキュリティ機能について。Squeak では、他人が作ったプロジェクトがユーザのハードディスクに悪さをしないようなセキュリティ対策が施してあります。その、プロジェクトを一度でもロードするとディスクの読み書きが制限される件に関してメモ。

セキュリティ機能を有効にする直接的な方法は以下の方法です。これで、サンドボックス (windows の場合 C:\My Squeak\ユーザ名) 以外へのアクセスが出来なくなります。

SecurityManager default disableFileAccess.

もう少し丁寧にやるには以下を実行します。この場合、制限モードに移行後デフォルトディレクトリをサンドボックスに設定します。

Preferences enable: #securityChecksEnabled.
Preferences disable: #warnAboutInsecureContent.
SecurityManager default enterRestrictedMode.

他人が作ったプロジェクトを開ける時にはこの機能が呼ばれ、アクセス制限がかかるのですが、自分が作ったプロジェクトに関しては大丈夫です。この区別には共有暗号鍵が使われています。

ちなみに、この機能は本家 Squeakland と Nihongo7 (plugin 版)以降の話で、Nihongo6.1 以前は無効になっていました。