言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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考えを纏める為にメモ

折角作ったポリゴンが一ヵ月後には使えなくなっては悲しいので、フリーもしくは安いモデリングツールについて調べる。色々見て回ったが、Blenderhttp://www.blender3d.com が一番盛り上がっているような気がする。デモの完成度も半端じゃないし。このソフト、操作性が変態的なのだが(と、いうか 3D モデリングツールはどれも少なからず変態的だ)、Python インタプリタを内臓していて、do-it も出来る。多くのプラグインPython で記述されていて、自分にも作れそうな気がする。

Croquet の良く分からない所は、こういった専用ツールのような明確な狙いがイマイチ伝わってこない点にある。もちろん、狙いがとんでもなく未来にありすぎて既存のシステムと比較出来ないという事なのかも知れないが、もう少し短い目標を示さないと行き着かないのではと思ってしまう。ここで、改めて Croquet の目標について挙げる。

  • P2P 通信環境である。通信は言語レベルでサポートされ、任意のオブジェクトを複数のコンピュータで共有する事が出来る。共有しているオブジェクトに渡されたメッセージはまずブロードキャストされ、次にコミットされる。コミットされた時点でそれぞれのコンピュータ内で効果が確定する。
  • 完全 3D 環境である。多くの三次元ソフトでは、二次元のウインドウ内に領域を設定し、その窓から 3D 環境を眺める形を取る。しかし Croquet の目指すものは完全 3D 操作環境である。あらゆる GUI 部品は三次元空間内に描画され、あらゆる入力は3次元上の点を伴って処理される。
  • メタ環境である。Croquet の多くの機能は、簡単な操作でユーザが再構築でき、環境自体を自分自身で作ってゆける