長年 CVS を使ってきたが、ここらで subversion(svn) を試してみようという気になって、色々調べてみた。
http://subversion.bluegate.org/
大まかな概念やインポート、チェックアウト、チェックインのやり方は CVS をシンプルにした感じで分かりやすい。大幅に違うところはタグとブランチの概念が無いこと。これらの操作を、「コピー」という一つの概念でまとめて行う所が美しい。これは svn のコピーが単なる複写ではなく、履歴情報を残したままの事実上のブランチ作成である事から来る帰結だ。これによりファイルを移動しても履歴情報が残るなど、CVS の欠点だった事が大幅に、そしてシンプルに解決されていて気持ちが良い。
ここで大切なのが、レポジトリにどうやってアクセスするかという事。subversion はCVS と同じく SSH さえあればリモートからアクセス出来る。これはマニュアルに誤解のある書き方で書いてあるのだが、svn+ssh プロトコルは svn サーバを必要としない。サーバを立ち上げなくても良いので、さくらインターネットなどの安価で信頼性のあるウェブスペースを個人用レポジトリとして使う事が出来る。
本当は WebDAV を利用するのが正しい姿で、これも大変面白そうだけど個人用ならこれで十分だ。
