言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

マイクラ活動

無職生活三週間が過ぎた。なかなか虚無な生活を送っている。色々事情があり子供が新生児の時以来の家から出られない日々を送っている。辛い。たまにできる生産的な活動はマイクラの勉強なので、マイクラについて書く。

引きこもりの長女のマイクラ用としてもともと一台 Windows ノート機があったのに加え、私の失業を機にもう一台購入した。マイクラ統合版は Windows でしか動かないので、平日は私がマイクラの勉強に使い、休日は次女が使う。今までもマイクラ統合版を任天堂 Switch や iPad で遊んで分かった気になっていたが、やはり Windows 版は一味違う。Windows 版はゲームに利用するデータの構造などが公開されていて、誰でも追加機能を作ったり、作った追加機能でお友達と遊ぶことが出来る。これによりマイクラ自体への理解が非常に深まった。

まずこの活動で達成したい事について書く。小学三年生の長女は一年前の大怪我以来登校も勉強もできず、数少ないできる事の一つがマイクラだ。マイクラの中で特に面白いのが、 Market Place という標準には無い追加装備やワールドを購入できる機能だ。Market Place の中にはマイクラの基礎の上にさらにゲームを作るような高度な拡張機能が公開されている。Youtube で広く紹介されている事もあり、長女はいつか Market Place に自分の考えた追加コンテンツを公開したいという希望を持つようになった。これを目標とする。

ただ Market Place はプロのゲーム開発者を対象としており、なかなかハードルが高い。まずは拡張機能自体の作り方から調査を始めた。マイクラMicrosoft 製だけあって開発者コンテンツが充実しており https://www.minecraft.net/ja-jp/creator から情報を辿れるようになっている。特に https://learn.microsoft.com/en-us/minecraft/creator/ に情報が網羅されていて、資料に困る事は無さそうだ。

しかし、このルートだと小学三年生に Visual Studio CodeJSON の書き方を教える必要がありなかなかハードルが高い。もっと簡単なツールは無いものかと探していたら、公式からも紹介されている Blockbench Minecraft Entity Wizard https://learn.microsoft.com/en-us/minecraft/creator/documents/minecraftentitywizard が良さそうだったので使ってみた。このツールを使うと、既存のマイクラのモデルと動きを修正して新しいモブを作れるので難易度がちょうど良い。例えば、ブタのモデルと蜂の動きを組み合わせて空飛ぶ蜂のモブが簡単に作れる。また作った後でスキンを変える事も出来る。実はこのツール使い始めは簡単でも細かい調整には結局 Visual Studio Code での編集が必須になってくるのだが、とりあえず非常にウケが良かった。

また、このような拡張機能(Add-On) を共有する場としては、公式の Market Place 以外にも野良のクラフターズ・コロニー https://minecraft-mcworld.com/ というサイトを見つけた。Market Place と違って日本語が使えて敷居が低くてちょうど良い。また、このサイトではマイクラサーバの情報も共有されており、ついに双子は野良マイクラサーバにデビューする事となった。

正直小学三年生に第三者のマイクラサーバーはお勧めしずらい。子供がチャットに変な事を書き込んだりチェストを荒らしたりしないように見張っていないといけないのでかなり面倒くさい。しかし、人見知りの娘がエモートで知らない人とコミュニケーションを取る姿をみて、これは確かにメタバースだと感心してしまった。チャットで荒らしの疑いを指摘される事も含めて登校拒否の子供には貴重な社会経験だ。見張りが面倒くさいがそれだけの価値はあると感じた。

他にも細かく書きたい事は山ほどあるので暇をみて追加します。