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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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母の訪問と海外旅行保険

母が旅行にやって来た。今回、Huntington Library や Yosemite Park 等に行った。しかし何より勉強になったのは医者に二度行った事だった。

私自身アメリカに来る時に保険をかけた事は無い。しかし飛行機代や宿代に比べると大したコストでは無いので、本当は絶対かけた方が良い。特にアメリカの場合制度が非常にややこしいので、英語の良くわからない高齢者が自分で医者を予約して診てもらうというのは不可能に近いのでは無いかと思う。海外旅行保険に入ると、医療費を負担してくれる以外に、そういう面倒な手続きを代行してくれるので大変助かる。

今回母は損保ジャパンを使った。損保ジャパンには無料の相談電話番号があり、24 時間いつでも受け付けてくれる。しかも本物の人間がすぐ出る!病状を説明すると担当者が日本語の話せる医者を紹介し予約の代行をしてくれる。実はこのあたりは担当者によってバラつきがあって、医者を紹介するだけで予約してくれない人もいる。だから親切そうな人に当たったら名前を聞いておく方が良い。大切な事なので二度言います。親切な人の名前を聞いておく事。

アメリカでは日本と違い、ふらりと近所の病院に行っても医者が診てくれるという事は無い。また、医者によって扱える保険も違う。必ず保険を受け付けてくれる医者の予約を取らなくてはいけない。紹介してくれた医者が診てくれるとは限らないので、自分で予約すると暇な医者を探すために何度も保険会社に電話をかける羽目になる。また、折角予約出来ても突然キャンセルされる場合もある。とにかくアメリカの医療は最悪である。

また、電話をする時は横で google map を開いておくべきだ。というのも、医者にあと一時間で閉めるけどその前に来れるかどうかと聞かれても土地勘が無いと答えられない。

運良く予約が取れると医者に行って病状をフォームに書く。この時に気をつけるのは、必ず旅行中に病気が発生したと書く事だ。前の晩にしんどくなってもそう書いてはいけない(医者はその辺よく知ってるので、書き方を聞くと良い)。また、飛行機の中は保険が適用されない(と言われたが、多分嘘で、損保ジャパンの場合は適用とホームページに書いてある)。

診察が終わると支払いだが、紹介された医者に行く分にはキャッシュレスサービスというのがあって払う必要は無い。ただ、あとで薬を買う際に薬屋さんに支払った分は後で請求する事になる。請求のためには薬のレシートと薬のラベルが必要になる。薬屋に保険に入ってるかと聞かれたら No と答える。今回二件別の医者に行って両方薬局が併設されていたが、薬が売り切れのときは自分で他を探す羽目になる。だいたいスーパーに薬局が付いているので慣れればすぐ分かる。

とまあそんな感じで旅行中に保険のお世話になるというのは大変だが、これも異文化体験だと思って楽しむ分には悪く無いと思う。ちなにみ私は自分で今まで散々アメリカの医者に行ったので、もう十分である。