言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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Kindle ファイルフォーマットについて調べてみた。

Kindle に慣れると、何でも Kindle で読みたい!という気分になってくる。世の中には沢山フリーで出回っている文書があって、例えば SICP や On LispKindle で読めればなんて幸せだろう。だいたい HTML があればそこから Kindle のメールサービスや calibre を使って Kindle のフォーマットに変換出来るのだけど、どうも微妙に私の好みと違っていて、なんとか好きに微調整出来ない物かと色々調べてみた。

まず、Kindle で読めるフォーマットのうち、自分で作る分には Mobipocket というのを使えば良いと分かった。拡張子は mobi か prc のどちらか(どう違うのか良くわからない)。Mobipocket は HTML や画像ファイルをまとめてエンコードした形式になっている。エンコードの方法はややこしいので 専用のソフトを利用する事になる。エンコードに使えるソフトは Windows だと Mobipocket Creater、その他の環境だと Calibre があって、どちらもフリーだ。

本当は Calibre でやりたかったのだけど、初めてなのでここは素直に純正品である Mobipocket Creater を使とサンプルデータを使い、今日は作業の流れ一通りをやってみた。

サンプルデータは Kindle Formatting という本の作者が提供している The Four Million by O. Henry を使う。 Mobipocket Creator と Reader を両方インストールし、Creater を起動して以下の手順で FourMillion 内のデータを開くと簡単に Mobipocket データが出来た。

  • Open
  • FourMillion.opf を選択
  • Build ボタンを押す
  • OK を押す。
  • FourMillion.prc が出来る
  • Preview with reader でプレビュー

その後 FourMillion.prc を Kindle にコピーすると、ばっちりきれいにフォーマットされた小説が現れた。フォーマットの仕方を変えるにはサンプルデータのスタイルシート等を触れば良いらしい。大体雰囲気が分かったので今日はここまでにする。