昨晩インストールを始めた XILINX の ISE Web Pack が結局一晩かかってしまった。一体たかがインストールに何をやっているのか恐ろしい。とにかく見よう見まねで Verilog-HDL のソースを打ち込んだり、色々やってるうちに疲れて本屋へ行く。本屋でベーグルを食べて FPGA 関連の本は無いかと探したが、全く無かった。それから LACMA へ行って、前回行けなかった四階のイスラム美術コーナーを中心に回った。ラッキーな事に、今日は無料の日だった。でもそこの監視員がどいつもこいつも馴れ馴れしくて、日本人は奥さんが三人持てるというのは本当かとか、芸者は幾らくらいかかるのかとか、どうでも良い事を話しかけてくるのでとても疲れた。それから別の本屋に行って、ミツワでラーメンを食べて豆腐と納豆等を買って帰った。
Verilog-HDL とか FPGA というのはパソコンの言語みたいなので電子回路が組めるという物で、全く何のことやらまだ分からないのだが、以前買った 1chip MSX も FPGA の一種らしく、何とか覚えて活用したいなと思っている。電気関係は中学の頃からずっと苦手だが、パソコン経由なら何とかなるだろう。
ちょっとだけ何がしたいか書くと。最近の風潮としてけしからんと思うのが、家電にコンピュータが入るのが当たり前になった頃から、即時性についてのエンジニアの感覚が鈍ってきているような気がする。例えばポチっとスイッチを押してもすぐに付かないテレビとか、微妙に遅れのある携帯電話とか。こういうアナログ時代には当たり前だった即時性がデジタルによって失われるのが私は我慢ならない。
いや、アナログ/デジタルとは関係ない。だって電子回路自体は目も留まらぬ速さでぶんぶん回ってるわけだから、これはコンピュータの上に胡坐をかいたエンジニアの怠慢だ。何万もの電子が同時に回路中を駆け巡るのに、エンジニアの頭では要領の悪いノイマン式状態マシンの無様な姿しか見えないのだ。そういうわけで、FPGA を使うと即時性がどれくらい取り戻せるのか試してみたい。音関係の回路とか楽しそう。出来るのか?!ほんとに???