言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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Squeak のまわりの話

多摩美でゼミ見学&須永先生にお話を伺う。コンピュータを本当の道具として使う方法についてと、教育において分かるプロセスに焦点を当てる話について。まず、Squeak 自体ではなく、Squeak と周りの環境を同時に考える必要があるという事。むしろまわりの環境こそ残された課題であるという事の確認。そして;

私たちは何かを教えるとき、物を知らない人に答えを教えようとする。もしくは、答えを要求する。しかし、本当はその知識を自分で最初から再発見する事無しには何も分からないのではないだろうか。それは、何万年もの歴史を持つヒトでさえ、子供を知識ゼロの状態から育てる必要があるのと同じ事で、知識自体の性質なのではないだろうか。

等と言ったお話を伺った。

ちなみに、Squeakers DVD に重力の発見を duplicate する事を強調する場面が出てきます。この例で言うと、重力の発見を真似るだけではなく、重力を発見すること自体を自分体験しなおす必要があるという事でしょうか。今思い出すとこれは函館でのワークショップ「個体発生は系統発生を繰り返す」のテーマでもあった。

ゆっくりしたかったが、久々に Viewpoints のミーティングがあるというので最後の新幹線で帰る。電話をすると誰もいない。そうか、夏時間が終わったのか。また遅くなるのか。さすがに、キビシイ。。。