言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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Squeak 国際化について

本家とまったく同じになるというふれこみの次期 SqueakNihongo だが、現実問題まったく同じにするにはどういった事が必要なのかを調べてみた。辞書、フォント、その他の三つの項目に分ける事が出来る。

  • 辞書: Squeak は起動時に prefs/locale/ にある辞書ファイルを読むようになっている。つまり、ここに英日辞書を置いておけばナビゲーションフラップから "Japanese" を選べるようになる。簡単だ。
  • フォント: 最低限必要なビットマップフォントだけでも 3MB ある。これを本家の Squeakland イメージに組み込むのは無理があるだろう。しかし、今後日本とアメリカの子供がプロジェクトを共有するような状況になった場合に、もし日本語フォントが見つからない場合自動的にインストールするような仕組みが必要になるだろう。OS のフォントは使えるのかな? 何気なく英語の Linux マシンを触っていて日本語が表示出来たので、最近は一通り日本語フォントはシステムに入っている物なのかも知れない。システムのフォントを読み込むようにすれば一挙解決か?
  • その他: 禁則処理や、文字エンコーディングの問題など、日本語特有の雑多な問題が色々ある。辞書やフォントなどのデータは兎も角、コードは本家に入れといて欲しいな。