言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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ラ・セーヌ

阿部さんと話していて、漫画版の『ラ・セーヌの星』にすごいプレミアがついているという事を知った。実は以前この漫画をヤフオクで購入した事があって、確か三巻で1000円くらいだったと思うのだが、昨晩見ると2万円くらいの値がついていた。

さて、僕はあまり利用した事が無いのだが、このヤフオクというやつ。今では随分な市場規模になっていると聞く。そして、よく言われるのが中古市場が大きくなる事によって経済の流れが悪く、長期的には消費者に悪い影響を与えるという話。これは本当なのだろうか?

理屈は合っているような気はする。中古市場が肥大化すると、新しい物を作る人が不要になるし、(ラ・セーヌの話は別だが)単価は下がる。お金の流れが悪くなりみんなの給料が少なくなり・・・とこういうわけだ。僕にこの手の知識は無いし、経済学という物にイマイチ後付の屁理屈のような先入観を持ってしまっているのだが、ちゃんと分析したものを読みたい、そして理解したいと思う。良い本ないかな?

僕はお金が好きだ。数字で数えられるし、公平だ。しかし中古市場が大きくなって物が大切にされ無駄が減る事が経済の停滞を生むことがあるならば、変えるべきは経済であって中古市場では無い。数えているのは人間で、人間の為に経済が存在するのだから。物は大事にされ、物は安くなり、音楽や映画はコピーしまくれて、しかも矛盾無く新しくものづくりをする人間が尊敬されるようにするにはどうすればよいのだろうか。