言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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ODE 現状

本当にデイビッドに頼まれていたことは ODE じゃなくて、ネットワーク上でどうやって物理法則の同期を取るかと言う事だったんだけど、全然無視してこの一週間 ODE の etoys 版に付きっ切りになってしまった。本当にやるべき仕事以外の物事の方がついやる気が出るのが困ったものだ。

この etoys 版についてはやらなくてはいけないことがまだまだあって、

  • etoys 版と言いつつ、あまりスクリプトとの連携がしっくり行っていない。例えば、棒をスクリプトで回転させてボールに当てるとボールが勢い良く飛んでいって欲しいのに勢いが無い。これは、etoy の世界では速度や慣性と行った概念が無いので、ODE から見ると回転してるのも止まってるのも同じ運動に見える。
  • 実は Force field 自体を回転させるとそれにあわせて重力も回転するのだが、すぐにエラーが出る。
  • 論理的な整合性。オブジェクトを2点のヒンジで背景と固定した場合、そのオブジェクトは完全に停止するはずである。だけど諸般の事情でそうはなっていない。
  • ビスケットに対抗するわけではないが、メカ的な動きだけで、つまり、スクリプトを全く使わずにヒンジと棒だけで論理回路を構成する事は出来ないだろうか? AND / OR 程度なら簡単そう。
  • パラメータの調整。今 Force field のビューワにつけてるパラメータは全然厳選されてなくて、しかも範囲も滅茶苦茶なのだが、数を少なくして、それでいて的確に反応するようにする。
  • 技術的な目標では、それこそピンボールが作れれば大満足です。パラメータの選び方が悪いのかも知れないけど、今のやり方ではすぐにボールがすり抜けてしまう。