言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

映画 (500) Days of Summer

http://www.youtube.com/watch?v=PsD0NpFSADM

ラジオで女優さんのインタビューやってて、興味を惹かれたので観に行った。この映画は、傷心のトム君を親友達が慰めるシーンで始まる。一年ほど前の事、暗く自意識過剰で建築家を夢見るサラリーマンのトム君は、新入社員のかわいこちゃんサマーと出会って世界が一変した。「彼氏なんていらないわ」とうそぶくサマーに果敢にアタックし、会社のカラオケ大会の後突然二人は急接近したのだ。

しかし気がかりなのはサマーの言葉「私、真面目な関係は苦手なの、いつまでも友達でいましょうね」。トム君も「遊びだろ?俺も分かってるさ」と強がるが、純情な彼の内心そんな余裕は無い。ある晩サマーはトム君をミステリアスな自室に招き、奇妙な過去を打ち明た。そしてこう呟く。「私、ここまで色々話したのはあなたが初めてよ。」そうしてトム君はどんどん泥沼にはまり込んで行くのであった。

。。。とあらすじだけ書くと救いようの無い話ですが、かなり面白かったです。会場は大爆笑の連続でした。妄想的な所が男性版『アメリ』と言った所でしょうか?枕に顔を埋めて足をバタバタさせるレベルの恥ずかしさ。作者は実体験を元に書いたに違いありません。カメラは執拗に男性視点で、サマーはあくまで謎めいた女性として内面を見せません。観客は圧倒的に女性が多かったのですが、きっと彼女達は男の微妙な内面を学習した事でしょう。

あと、私はさっぱり分からなかったけど映画や音楽のネタが沢山入ってるのでそういうの好きな人にもお勧めです。