Arduino を買ってまずやってみたかった事が、テレビに画面を出力する事です。普通のパソコンだとビデオ出力はハードの仕事なので僕たちには手が出せませんが、Arduino を使うとそんな所まで自分でいじれます。Arduino の掲示板にあった Arduino Pong というのを試してみました。まず必要な部品はこんな感じ。
- Arduino
- ブレッドボード
- ビデオ端子(メス) 不要なコードを切って使います。
- ワニクリップ
- フックアップワイヤ22番
- 抵抗 書いてある通りのが無かったので適当に
- 82Ω(灰赤黒金) GND に繋ぐ
- 330Ω(橙橙茶金) Digital9 に繋ぐ (video)
- 1KΩ(茶黒赤金) Digital8 に繋ぐ (sync)
ビデオ端子はこのようにちょん切って中の線を出します。
ワニクリップをよじって付けます。中の線に赤を、外の線に黒を付けます。
Arduino Pong のページを参考に、ブレッドボードに取り付けると完成です。ホームページにあるソースをコピペして転送します。可変抵抗を Analog In 2 に付けるとちゃんと遊ぶ事も出来ます。
難しかった所
実は最初もっと単純そうな Interfacing with an NTSC TV を試したのですが全然上手く行きませんでした。タイミングが厳しいみたいです。また、私のように回路図が苦手な人は、Interfacing with an NTSC TV のデバッグモード (#define _debugMode _debugLevelSignal) を使ってよくよくテスターで出力電圧を測らないと、まず配線方法を間違えると思います。Pong も配線は同じです。間違えずに作ったら 30 分くらいで出来ると思いますが、間違えたので 8 時間くらいかかりました。
でも半田も要らないし部品も少ないし、上の写真の通りにやれば誰でも作れると思います。単純な割に面白いのでみんなもやってみよう!これを元に自分のゲームを作ってみたいなー。
参考リンク
- Arduino Pong 掲示板記事 http://www.arduino.cc/cgi-bin/yabb2/YaBB.pl?num=1187659197
- Arduino Pong ソース http://alastair.parker.googlepages.com/arduinopong
- Interfacing with an NTSC TV http://www.arduino.cc/cgi-bin/yabb2/YaBB.pl?num=1188261175
- AVR 用 NTSC 生成法 (一番分かりやすかった) http://www.eyetap.org/ece385/lab5.htm
- アナログテレビに表示する1人用PONGゲーム 小山智史(弘前大学) 他の参考リンクが沢山あります。http://siva.cc.hirosaki-u.ac.jp/usr/koyama/video/pong.htm