言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

金曜日から日曜日までの話

毎日宿に帰ると眠すぎて何も書けないので、細切れの時間を利用して淡々と記録する。

6月15日金曜日、伊丹発成田経由でロサンゼルスに到着したのは定刻どおりの朝 11 時半。入国審査では、「コンピュータのプログラムを作るために今日からアメリカに住みます。」と言っただけですんなり通過。荷物も速攻出てきた。そこからちょっと大変で、Hertz のバスに乗り込んでレンタカー屋に行く。受付で凄い列が出来てウンザリする。鍵をもらって指定された番号の車に勝手に乗り込み、駐車場の出口で現在のマイル数などを記録する仕組み。

ロサンゼルス空港からグレンデールの事務所まで一時間くらい。途中何度も居眠りしたが奇跡的に道を間違えなかった。ちょっ挨拶しただけで、それから Social Security Office に社会保障番号をもらいに行く。申告には特に何の問題も無かったが、カードの作成に四週間もかかるという。一抹の不安を覚えながらも待つしか無い。

それから大島さんの新居へ。最初の一泊だけたまたま宿が取れなくて大島さんの家にお邪魔する事となったのです。引越しの際に何度かお邪魔したのだが、大変かっこいい住居空間。客間にもトイレとシャワーがあって、大変快適でした。お邪魔しました。

飛行機で一応寝たふりをしていたのが良かったのか、16日土曜日は割と普通に目が覚める。大島夫妻とアレックス夫妻に付き合っていただいて部屋探しとなった。携帯電話好きのアレックスが見えた看板ごとに電話をかけて行って、たちまち何件か見学する事が出来た。ロサンゼルスではアパートを借りるのに不動産屋通す事は無く、アパートの管理人に直接電話する。アパートには大体バイトの管理人が住み込んでいて、案内してくれるという仕組み。自分で探すなんて何て野蛮だと最初は思ったが、不動産屋の無意味で不誠実なセールストークに付き合う必要が無いので合理的だ。

土曜日は結構留守にしているアパートが多かったので、日曜日にアレックスとキャロリーンに付き合ってもらい再挑戦。結局アレックスの家の前のアパートにした。家賃は 1,525 ドル。払う金額は以下の通り。

  • まず今日保証金の 1,000 ドルを払う。
  • 水曜日に一か月分の前金 1,525 ドルを払う。
  • 毎月1日に、前の月の分を払う。すなわち 7月1日 には 水曜日から月末までの10日分 508 ドル、あとの月は一か月分を払う。

つまり、家賃以外に払うのは 1,000 ドルという事。上新庄のアパートが家賃4 万円に対して保証金を 30 万程払った事を考えると、何て良心的なのだろう。家賃には駐車場とガスと水道が含まれる。電気は自前。と言っても家具はオール電化なので、ガスは暖炉専用だ。常夏のカリフォルニアで何の意味があるのか不明だが、スイッチ一つで暖炉に火が灯るようになっている。実は月末までのホテル代をすでに支払っているので勿体無いが、まあこれくらいなら仕方がないだろう。

それから夜からボーリングに行こう!というので、それまで本屋で地図を探す事にしたが、結局椅子に座ったとたん寝てしまう。何とかボーリング場について 3 ゲーム。きっと私にボーリングは無理だろうなと思ったけど、60 から 80 台の辺りをウロウロしていた。メンバーはテレビの俳優さん達だったが、ボーリングの仕方は普通だった。で、そんなこんなで晩御飯のタイミングを逃してしまって超腹が空くが、結構遅くなってしまい僕の好きなサンドイッチ屋さんも空いてない。スーパーに立ち寄り、しかしこの腹の空き方ならイケるんじゃないか?!と思った。

それは、よくラピュタなんかであるような、鶏の丸焼きを丸ごとむしゃぶりつく事だ。こちらでは10ドルくらいでよくアツアツのを売っているんだけど、なかなか度胸が無くて食べる機会が無かったが、今日くらい腹が減っていたら挑戦出来るのではないかと考えたのだ。結果は惨敗で、三分の一くらいしか食べられなかった。鶏さんごめんなさい。