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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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松本喜三郎とルナパーク

大阪歴史博物館で開催中の「生人形と松本喜三郎」に行って参りました。http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2004/ikiningyo/tuika/html/ikiningyo_it-01.html

これは必見。幕末の人形師のリアルで神々しい作品の数々が見られる貴重な展覧会。もともとは地蔵祭りの出し物や見世物小屋で腕を磨いた生人形師喜三郎は、観音として寺院に祭られる程の人形を制作し、東大の解剖資料の制作を依頼されたりします。俗から聖へ、そして科学へと、当時の生人形師が様々なフィールドで活躍する歴史は、意外と知られていないのでは無いでしょうか?

印象的だったのが、喜三郎の谷汲観音像の前に山と積まれたお賽銭。僕もついつい十円玉を投げて拝んでしまいました。やはり僕らにとっての彫刻は拝むのが正しい鑑賞法です。いやほんと、妖艶で、なおかつ、有難い。

この博物館は常設展も結構見所があって、全然実物資料が無い難波宮はともかく、かつて大阪新世界に広がった夢のテーマパーク「ルナパーク」の資料を見る事が出来たのは収穫でした。後で三木氏 id:mikigaku に聞くと、やはりその筋の人にとっては有名な場所だったらしい。

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