言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

利用と定義

コンピュータ言語のもう一つの方向性として、いっそのこと利用と定義を区別しないというのもあるかもしれない。これが何を意味するのか僕にも分からないが、もしかして viscuit の目指すところはこうじゃないだろうかと書いてみる。利用と定義を区別しないのは自然言語の特徴だ。

もしもあなたが日本語を知らないで、「蛙飛び込む水の音」と「蛙は両生類である」を与えられた場合。どちらが定義でどちらが利用だろうか? これを見分ける事の出来ないのが自然言語の特徴であり、google の源であり、「言葉の定義はその利用である」なのだ。(飽きずに引用言語ゲーム)

この理屈でコンピュータ言語を設計するとなると、パターンマッチングと確率で「意味」を紡ぎ出して行くという事になる。ああ、人工知能になるのか。正確無比な機械が好きなコンピュータマニアにはあまり面白く無いな。