言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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影とは

影については大げさに喜んでくれたので。ここで影に付いて、昨日の大島さんとのチャットの話題も含めてまとめる。

影の目的は、2次元画面上にて3次元空間を効果的に表示、操作するための手がかりを与える事である。ルネッサンス絵画なんて良く例に挙げられるけど、白い画面に光を描く為の手段は影を描くしかなく、人々は長年そういう画面構成に親しんできた。影を描く事によって、仮想的に人は画面に奥行きを感じる事が出来る。このいわば錯覚を 3D 上での立体操作に応用できないだろうか? ネタも含めて色々挙げる。

  • 影をドラッグして物体を動かす。自由度が大きいので立体空間で物を動かすのは難しい。影は元々平面状に投影された立体なので、影を動かすと立体が水平移動するというのは容易に連想できる。
  • 影で方向を調べる。北半球の住人なら、影が北側に出来る事を知っている。これを応用して、現在自分の向いている方向を示す事に使える。また、同様の表現を利用して時間も表す事が出来る。
  • オブジェクトの分身としての影。例えばファイルアイコンはファイルという実体の代わりに操作する分身ですが 3D オブジェクトの属性を操作するための仕組みとして使えるかも。影のある無しや色に意味を持たせたり、影しかない物体を表現できる。
  • 自分自身の影。影にもっと積極的な機能を持たせる事も出来るだろう。影をそのアバターの分身とみなして、自分の代わりに何か仕事をさせる。主人不在の場合は勝手に働いたりメールの返信をしてくれる。ジョジョのスタンドも影みたいなもんか?