言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

はてなとさるさる日記とニッキジャム

昨今ではブログやら日記サイトやらが流行のようだが、そもそも僕が最初に就職したのはコミュニティサイトを専業とするベンチャーで、1998年の事だった。その会社では日本での日記サイトの元祖である「さるさる日記」を立ち上げようとしていた所で(最初か二番手だったと思う)、プログラムのど素人だった僕が大量ユーザのシステムを扱う貴重な経験をさせて頂いた。むかつく点もあるが基本的には大変感謝している。

さるさる日記の姉妹サイトとして、僕とカオリンとで作ったのがニッキジャム http://www.nikkijam.com だった。ネーミングは僕がほか弁を食べながら考えた。これは公開される日記というコンセプトにさらに閉鎖的コミュニティという要素を付けて、当時東京に彼氏のいたカオリンの個人的需要と僕の下世話な覗き趣味の賜物だった。今のはてなの流行ぶりやブログばやりを考えると、もうちょっと注目されても良かったのではと思うのだが、残念ながらいまひとつの盛り上がりと売り上げで、僕はその後リストラされる事になる。

はてなダイアリーと比較しての後付の反省では、大きなバナー広告がダサ感を感じさせた事や、テーマや突っ込み等の要素に鈍感だった事が敗因かな。しかしこれも難しい所で、広告収入でサイトを運営するには大きなバナーは不可欠だし、多分このはてなも広告収入で考えたら大変だろうなあ。あと社長が秘密主義で、はてな近藤社長のように顔出ししなかったのも関係あるかも。この世界は意外と人間的なつながりを重んじるから。鳥取の週末は寂しくて、なんとなく昔話モードになってしまいました。