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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

不審者

近所を歩く。午後23時半。通りを外れると車一台やっと通れる路地に木造の平屋がひしめきあっていて、低い屋根のシルエットの向こうにある高層マンションとの対比がこの町並を随分とみすぼらしく感じさせる。空気はぼんやりと湿っていて、たまにすれ違う自転車の酔っ払いが臭い。道は入り組んでいて、気を抜くとすぐに袋小路に入り込んでしまう。こんな町をふらふら出歩く自分はどんな不審人物に思われているだろうか。道は全く覚えていないが、いつも散歩すると何故かいつも同じ公園に行き着く。昼間は随分寂れているが、星明りに流れる小川が美しい。明日のパルアルトにもこうした湿っぽい川はあるのだろうか。