言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

アジャックス

http://antipop.zapto.org/docs/translations/ajax.html

僕が2年前、サラリーマン時代の最後を飾る案件として進めていたのが Access で構築されていた某人事システムを Javascript + PHP でリプレースする事だった。特に難関だったのが UI で、VB による親切丁寧なフォームに慣れていた顧客は、1000行くらいの表をドラッグですばやく並び替えしたいと言う。それでも何とか MSDN とにらめっこしながら、ウェブブラウザだけでリッチクライアントの体裁を組み立てて行った。

今思えばやりたかったのはまさに ajax だった。うーん言葉を作るのって大事だな。xml こそ使っていなかったが、ユーザの情報は直接バックエンドに送らず、速度を稼ぐためキャッシュしつつ適当に画面遷移とは別に送っていた。それでも思い出すのは当時 Javascript は真面目な言語として捉えられていなくて、ポップアップなんかの素人騙しの道具くらいの扱いだった事。少なくとも、UI 記述の為のオブジェクト指向言語として javascript を真面目に扱った資料が殆ど無い。だから僕も遊んでいると思われたら嫌だなあと思っていたのだが、これからは javascript もメインストリームになるのかな?

言いたいのは、何でもそれっぽい言葉をつけると真面目で価値のある仕事になるもんだなという事。もちろん、素晴らしいアプリが出ているのも大きいのでしょうが。