書評につられて買う。きっとこれは良い本だ。データが沢山載ってるし、説得力あるし。説得力あるだけに、救いようが無いいやーな気分になった。どうせ俺は下流デスごめんなさい間違ってました。この本では、懇切丁寧に、自分探しとか言ってるのは誤魔化されて生きてる下流だと言う事が書いてある。しかも下流は世襲なので、自分の力じゃどうしようもないわけだ。ガックリ。
でもなんとなくみんな頭の良さは遺伝するって思ってるんじゃなかろうか。さも無ければこんなに冷酷に階層社会が作れるもんだろうか。公立の小学校ならクラスに一人や二人、貧乏なのにやたら勉強の出来る子がいたと思うが、彼らはちゃんと生きてるだろうか。中学校の学年トップの U 君は、いきさつがあって底辺校に行ってしまったが、ちゃんと働いてるかな。
でもよく考えたら、うちだって幼い頃から貧乏だったわりに僕以外の兄弟は普通に立派な社会人になってるので、あんまり関係無いのかな。という事をベーコンライス(ベーコンを一枚醤油で焼いて、汁と共に大盛りご飯に乗せるという、子供の頃のご馳走)を食べながら思う。
