とりあえず動いたのでメモ。
今までに太鼓の達人コントローラの入力を Arduino で検知出来たので、あとは Arduino で TOLTON を駆動すれば大まかな仕組みは出来上がる。Arduino と TOLTON の間はフォトカプラで絶縁して、以下のように全部くっつける。
前回 LED を光らせた時とのプログラム上の違いは、前回は太鼓の入力を検知して 30ms 程光らせっぱなしにしていたが、今回は TOLTON の振る舞いを真似て 3ms だけ ON にする事にした。万が一連続してモーターが動くとモーターがすぐ駄目になるので、一度 ON にすると 27ms 程反応しない時間を作った。
こうして配線だけとりあえずくっつけて、だいたい思った風に通り動作する事を確認した。
一点だけ意外な発見だったのが、叩くタイミングによって TOLTON の強さが違う事だ。これは手で TOLTON の信号線を操作している時には気が付かなかったが、今回 Arduino で常に 3ms だけパルスを与えてみて、叩きが強かったり弱かったりする事に気がついた。実は元々 TOLTON には強弱を制御する機能があるのだが、今までどうやって実現出来ているのか謎だったのだ。これはもしかして凄いヒントだ。
今回同じ電圧変化を同じ時間だけ行っても強弱の変化があるという事は、タイミングによって強弱が変化しているのかも知れない。
思い当たる節が一つある。TOLTON のリニアモーターは 100V 交流を整流した物だ。50Hz の交流なので力を加える事が出来るタイミングが決まっていて、波の山の所でパルスを加えるとモーターを動かす事が出来るが、波の谷の所ではモーターが動かないのでは無いか? もしかして、交流の位相を使って強弱を調整しているのでは無いか? つまり、時間情報にモーターを動かすタイミングと強弱の情報が重なっているわけで、これはかなり面白い設計だ!
これからその辺を調べてゆく。