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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

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自動演奏装置(失敗)

自動演奏装置のためのマウント(鍵盤の留め具)を設計している。結論は失敗だったのだが記録する。

色々素材を試してみて、木の暖かい音も捨てがたいがやはり金属のミステリアスな音が好きなので配管用の銅パイプを使う事にした。これだけだと過去に散々試したが、今回自分に課した課題は、ロープと引っぱり力を基本にしたデザインにする事だ。ロープというのは面白い素材で、物を押さえる力は全くないのに引っ張る力は非常に強い。この性質は物を軽く作るのに適しているが設計が難しい。しかし上手く行った時は想像を超えた美しさが生まれる。帆船や鉄橋の美しさは引っぱり力によるものだ。さて、うんちくはさておき。。。

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まず素材となる銅パイプを切ってサンダーで磨く。そしてチューニング。見よ、この躍動感あふれる写真。実は今回新たに三脚を購入したので、こんな写真が可能になりました。

うーん、いい音。最初銅は固いのでチューニングが難しいのではと思ってたけど、実際音が安定しているのでずっと楽でした。

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端から 22% の所に 9/64" の穴を開ける。

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枠を切って紐を付ける。紐は #36 というタコ糸よりちょっと太い物を使用。端の処理は Arbor Knot を使った。

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もう片方の処理は適当にやってたら出来た独自の結び方。二度と同じ物を結べる自信は無いが参考までに記録。

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今回マウントとばちの設計にとどめる。ばちは別にパイプを切って糸を巻いて音を柔らかくしたもの。結論は失敗だった。ばちが思ったよりブラブラしているし、音も良く無い。