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とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

こんな広告ならまあ許せる。

最近ついに TwitterApple が広告業をやり始めると話題になってます。私も最初にプログラマでお給料をもらった会社が広告関係だったので割と興味を持っているんだけど、自分では広告嫌いです。なぜなら、賢い僕ちゃんたちが無料でネット出来るのは広告をクリックする馬鹿がいるからだよ!という気分がしてならないからです。

長期的に考えて倫理的にまともなインターネットを目指すなら、みんなが言ってるみたいに利用者が自分からお金を払う仕組みにしないといけないと思うんだけど、こんな広告だったらマシというのを思いついたので書きます。

私が例外的に広告の中でも大好きなのが Amazonkakaku.com のレビューを見る事です。コメントの信頼性はともかく、商品について酷い事言う人や信者のような事を書く人色々いて飽きません。本の内容よりレビューの方が面白い事さえあります。少なくとも、アフォリエイトのブログ記事よりよっぽど面白い。

理由は多分、レビューを書く人は別に商品が売れなくても良いし、悪口を書く動機まであるかもしれないのに対して、アフォリエイトの人は正しい商品知識を書く必要が無くて、むしろ商品を売るための嘘を書く動機まである事じゃないでしょうか。つまり、商品についての正しい情報を広める事が広告の使命であるならば、アフィリエイトは逆効果だという事になる。

そこで、むしろ商品の悪口を書いた方が儲かるというアフィリエイトを設計すれば良いのでは無いでしょうか?

というのも、そもそも商品の悪口を読みたいというのはそのジャンルに興味があるからで、たとえ悪口が書いてあったとしても他のメーカーの物を買う可能性が高い。そもそも最悪なのはレビューの全くない商品で、よくも悪くも盛り上がってるやつは気になるものです。成功報酬はどうすれば良いでしょう。ライバル製品が売れた時に払う?ここは知恵の使いどころでしょう。

あと、わざわざアフィリエイトプログラムに登録するというのも不味い。というのも、そういうリンクはあさましさがつきまとうので信用できないです。amazon楽天のような会社は、むしろ自分から逆リンクを解析して、リンクを貼ってる人に無理矢理報酬を送りつけるくらいの事をするべきだと思います。

参考: adblock は悪なのか? http://tabesugi.net/memo/2010/2b.html#210112