言語ゲーム

とあるエンジニアが嘘ばかり書く日記

Twitter: @propella

東京散策

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折角日本にいるのだし、ちょっとは東京にも顔を出さなくてはと思い無理矢理予定を入れました。最高の天気に恵まれ、男三人スクイーカーで日の出桟橋から浅草まで隅田川をクルーズ。

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永代橋の上を何やらワケアリな感じな人が駆けて行くドラマチックなシーンも見れました。

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浅草から、どどーんとそびえ立つ新東京タワー工事現場へ向かいます。

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工事現場視察の後、月島でもんじゃ焼きの華麗なテクニックを学んだのち、私もチャレンジしてみました。この時点ですでに昼間からビールを飲み始めて最高です。

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新宿にて、謎世界に繋がるという目を視察。

その後メキシコ料理ソルアミーゴでさらにちょっとした飲み会になりました。突然の企画にも関わらず集まって頂いた関係者の皆様、有り難うございました。

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初日の宿はスーパーホテルCity池袋北口です。ここ、結構良いですよ、値段の割にちゃんとパソコンで作業出来る程度のスペースがあります。朝食のパンも美味しいです。ちょっとロハスな所が鼻につきますが、今の所ベストと言って良いと思います。

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二日目はまず東京大学総合研究博物館の命の認識展 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html へ。これは超凄すぎる展覧会。「あなたを苦悩のどん底に陥れる空間」と書いてありますが、実際整然と展示された空間は非常に美しいものでした。なんか、真面目なダミアン・ハーストという感じ。あと、展覧会に行かれた方は是非 Ouroboros という小冊子を手に入れる事をお勧めします。この展覧会の魅力の源が、企画者の遠藤秀紀さんの必要以上に過剰な自意識にあるという事が大変よく分かります。

常設展も大変面白い物でした。特にタイプ標本という考え方はオブジェクト指向ファンの方必見だと思います。タイプ標本というのは、動植物の同定に使われる標本の事で、中でもある生物を定義する唯一の個体標本をホロタイプと呼びます。例えば名前の決まっている生物であればその辺のゴキブリでも雑草でも、どこかの大学に名前を定義する論文とホロタイプ標本があって、そのホロタイプと「同じ」かどうかを見て種を決めます。ホロタイプが無くなってしまった場合色々方法があるのですが、ようするに基本プロトタイプ指向という事です。自然界に「クラス」があり得ない以上当たり前なのですが、厳密に現実世界で運用しているあたりが凄いと思いました。

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午後からは東京都現代美術館レベッカ・ホルン展を見ました。私は自分でかなりレベッカ・ホルンに影響を受けていると思うのですが、今まで写真と小さな作品しか見た事無かったので大変良い機会でした。

その後は Haskell 忘年会へ。忘年会なのに全員に発表を義務づけるという何てマッチョな会。私は課題が出た直後すぐに楽なテーマを選んでやり過ごしました。ネット上で良く名前をお見かけする方々たくさん居て大変感激しました。前哨戦での話は正直高度すぎて私にはほとんど理解出来ませんでした。飲み会では、出版事情の話とか、金利政策の話とか、ノルウェーの国民性とか、脈絡無く楽しい話の続くテーブルでした。あと、はてなで過去の記事に付けられたコメントをチェックする便利な方法を今更知りました。

宿は定宿の錦糸町ニューウィング http://www.new-wing.com/ へ、みんなカプセルに抵抗あるかも知れないけど、実は私ビジネスホテルより好きなんです。風呂でかいし、サウナもあるし、漫画たくさん読めるし、しかも最近チェックアウトが 12 時になったので朝から長風呂が楽しめます。

という感じで充実した東京観光でした。あと、今回木製半加算器の前のバージョンを携えて二晩飲み会に参加したのですが、たくさんのコメントを頂きありがとうございました。